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Google Workspace週次アップデートまとめ(2026年7月31日)

2026年7月31日週のGoogle Workspaceアップデート7件をまとめました。Google Meetのメモへのスクリーンショット取り込みの事前告知、Google DocsのGemini機能2件、GmailのReply All警告を対象と提供時期つきで解説します。

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今週のアップデート概要

2026年7月31日のGoogle Workspace Updatesブログに掲載された週次まとめは、7件で構成されています。前週の週次まとめと同じく「Previous announcements」の枠はありません。

内訳を見ると、Geminiのからむものが4件を占めます。Google Docsが2件、Google MeetとGoogle Formsが各1件です。残りはGoogle Calendar、Google Sheets、Gmailの表示や動作にかかわる変更です。

今週は性格の違う2件が両端にあります。1番目のGoogle Meetは、まだ利用者の手元に届かない機能について、管理者へ先回りの設定を促す事前告知です。7番目のGmailは、発表と同時にすでに全員へ届いています。この2件は分けて読んでください。

4件については個別の解説記事があります。その4件は要点と提供条件だけ示し、記事へのリンクを添えました。


1. Meetのメモに提示資料のスクリーンショットが入る(事前告知)

Google Meetの「Take notes for me」が作るメモに、会議中に提示したスライドや図表のスクリーンショットが自動で取り込まれます。話した内容の要約と文字起こしだけでは残らなかった視覚的な情報が、同じドキュメントの中に並びます。

ここで読み違えやすいのが発表の位置づけです。今回はエンドユーザー向けの提供開始ではありません。一般提供の前に、管理者が設定方針を決めておくための事前告知です。

対象はBusiness StandardとPlus、Enterprise StandardとPlus、そしてGoogle AI Pro for Educationです。Education Plusと個人向けエディションは含まれません。今週のGemini関連4件の中でも、対象がもっとも狭い発表です。

提供状況は2段に分かれます。管理コンソールの設定はRapid ReleaseとScheduled Releaseのどちらでも、公式発表と同時に使えます。エンドユーザー向けの機能は2026年Q3中に段階展開を始める予定で、開始日は告知されていません。表示までの期間は最大15日とされています。

注意点は、一般提供の前に管理者が方針を決められることです。管理コンソールのアプリからGoogle Workspace、Google Meetとたどると設定できます。適用の単位はドメイン、組織部門(OU)、グループのいずれかです。選択肢は「常に許可」(既定)と「録画が有効なときのみ許可」の2つになります。

利用者側で今すぐ必要な操作はありません。提示を始めた発表者には、Geminiが画面を取り込む可能性がある旨の通知が画面上に出ます。発表者と参加者は、Meetのメモパネルから取得をいつでも止められます。

会議資料をそのまま議事録に残したい組織にとっては歓迎できる変更です。一方で、画面に顧客名や単価が出る商談をMeetで行っている場合は、録画時のみに絞る判断もありえます。設定を選べるうちに社内で合意しておけば、展開が届いた日も慌てずに済みます。


2. Google DocsのコメントをGeminiが要約して返信まで下書き

Google Docsのコメントを、Geminiが読んで要約し、そのまま次の行動につなげます。レビューが何往復もして、どの指摘が片づいていないか分からなくなる場面を想定した機能です。

できることは4つに分かれます。

1つ目はコメントスレッドの要約と質問応答です。公式は「Sarahからのコメントをすべて要約して」や「コメントを踏まえて、未解決の課題は何か」といった聞き方を挙げています。

2つ目はコメントの追加です。「立ち上げ準備の節の数値を確認するよう、Robertaにコメントで依頼して」のように頼めます。

3つ目は返信の下書きです。開いているスレッドに対して、内容を踏まえた返信案が出ます。

4つ目は本文の修正提案です。レビューの指摘を反映した書き換え案が提案として出るため、内容を見てから適用できます。

呼び出しは画面下部のバーか、Google DocsのGeminiサイドパネルから行います。文書を開いたときにコメントの要約を促す表示が出たり、スレッドを開いたときに返信案が自動で用意されたりすることもあります。

対象はBusiness StandardとPlus、Enterprise StandardとPlus、Education Plusです。個人向けではGoogle AI ProとUltraが対象になります。アドオンはGoogle AI Pro for Education、Teaching and Learning、AI Expanded Accessの3つが該当します。今週7件のうち、AI Expanded Accessが対象に並ぶのはこの発表だけです。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseのどちらも2026年7月28日からで、表示までは最大15日かかります。リリース区分による開始日の差はありません。

注意点は、編集権限を持つ人しか使えないことです。公式は “only available for Google Docs users with edit access” と書いています。閲覧やコメントだけの権限で参加しているレビュアーは対象から外れます。あわせて、管理者側はGemini for Workspace in Driveが有効なら既定で使え、利用者側はWorkspace smart featuresを有効にしておく必要があります。

社外の協力先にコメント権限だけを渡している場合、その人たちの手元では動きません。社内のレビューを回すための機能だと考えると、想定とのずれが小さくなります。


3. Google DocsでGeminiが図やインフォグラフィックを生成

Google Docsで、Geminiが画像だけでなくダイアグラムやインフォグラフィックを作れます。文書の文脈を読んだうえで生成するため、内容に合った図が出てきます。いったん入れた図を「アスペクト比を16:9に」のような言葉で直せる点も加わりました。

対象はBusiness StandardとPlus、Enterprise StandardとPlus、Education Plusです。個人向けのGoogle AI ProとUltra、教育機関向けアドオンのGoogle AI Pro for EducationとTeaching and Learningも入ります。2番目の発表にあったAI Expanded Accessは含まれません。似たリストに見えても中身が違うため、社内の対象者を数えるときは発表ごとに確かめてください。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseのどちらも2026年7月28日からで、表示までは最大15日かかります。2番目の発表と同じ日程です。

注意点は、Web版のみが対象であることです。公式は “This feature is currently supported on the web only.” と明記しています。スマートフォンのGoogle Docsアプリでは使えません。

詳しくは Google Docs: Geminiが図やインフォグラフィックを生成し、あとから言葉で編集できるように をご覧ください。


4. Google Calendarの情報密度に3つの選択肢

Google Calendarのグリッドに対する情報密度の選択肢が見直されました。大きなモニターに買い替えたのに予定の表示が小さいまま、という状況に効く変更です。

選べるのは3種類になります。「Responsive to your screen」は画面の大きさに応じて予定を拡大します。「Comfortable」は画面サイズによらず従来の間隔を保ちます。「Compact」は間隔を詰めて、一度に見える予定を増やします。

対象はすべてのGoogle Workspaceユーザー、Workspace Individual購読者、個人Googleアカウントのユーザーです。エディションの限定はありません。

提供状況はRapid Releaseドメインが2026年7月29日から、Scheduled Releaseドメインが2026年8月10日からです。どちらも表示まで15日を超える場合があると公式が明示しています。次の項目と同じ日に始まりますが、展開の速さは違います。

注意点は、管理者向けの制御が存在しないことです。設定はWeb版のCalendarの表示設定から利用者が自分で切り替えます。管理者の側で組織全体の密度をそろえる手段はありません。

詳しくは Google Calendar: 大きなモニターでの見え方を情報密度の3つの選択肢で調整できるように をご覧ください。


5. Google Sheetsの散布図が系列ごとのx軸に対応

Google Sheetsの散布図で、データ系列ごとに独立したx軸を割り当てられます。これまでは1枚の散布図の中で、すべての系列が同じ横軸を共有する作りでした。あわせてMicrosoft Excelとの取り込みと書き出しでも、系列ごとのx軸設定が保たれます。

対象はすべてのGoogle Workspaceユーザーと個人Googleアカウントのユーザーです。公式の表記にWorkspace Individual購読者は含まれません。前の項目とは対象の書き方が違う点に注意してください。

提供状況はRapid Releaseドメインが2026年7月29日から、Scheduled Releaseドメインが2026年8月14日からで、どちらも最大15日かけた段階展開です。

注意点は、管理者向けの制御がないことと、リリース区分による開始日の差が16日あることです。Scheduled Releaseの組織では8月半ばまで従来のままになります。

詳しくは Google Sheetsの散布図が系列ごとのx軸に対応 をご覧ください。


6. Google FormsのGeminiがクイズを正解ごと生成

Google Formsの「Help me create」がクイズの生成に対応しました。プロンプトからGoogle DocsやGoogle Slides、PDFを参照させると、その中身をもとに設問が作られます。生成されるのは設問だけではなく、各設問の正解を含むクイズ設定です。

対象はBusiness StandardとPlus、Enterprise StandardとPlus、Education Plusです。個人向けのGoogle AI ProとUltra、教育機関向けアドオンのGoogle AI Pro for EducationとTeaching and Learningも入ります。

提供状況は時系列がねじれています。Rapid Releaseドメインでの展開は2026年7月24日に始まっており、公式発表日の7月30日より6日早い日付です。Scheduled Releaseドメインは2026年8月5日からになります。いずれも表示まで最大15日かかります。

注意点は、スマート機能とパーソナライズの両方を有効にしておく必要があることです。管理者は管理コンソールで、既定のパーソナライズ設定を利用者に対して有効にできます。

詳しくは Google FormsのGeminiがクイズを正解ごと自動生成できるように をご覧ください。


7. GmailがBCC受信者の全員返信に警告

BCCで受け取ったスレッドに「全員に返信」しようとすると、Gmailが送信前に警告を出します。BCCに入っていた事実が意図せず相手に伝わる事故を防ぐためのしくみです。

これまでは、BCCで受け取った人が「全員に返信」を押すと、自分もそのスレッドにいた事実まで宛先全員へ伝わっていました。今回の変更で、送信前に確認を促す表示が入ります。

対象はすべてのGoogle Workspaceユーザー、Workspace Individual購読者、個人Googleアカウントのユーザーです。エディションの限定はありません。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseのどちらも提供済みで、公式は “Available now” と書いています。今週7件の中で、リリース区分を問わず全員に行き渡っているのはこの1件だけです。

注意点は、管理者と利用者のどちらも既定で有効であり、無効にする設定が公式発表に書かれていないことです。警告はBCCで受け取ったスレッドに全員返信しようとしたときに自動で出ます。

取引先への一斉連絡でBCCを使う場面は、中小企業の実務にもよくあります。これまでは運用ルールと注意喚起でしのぐしかなかった部分に、Gmail側の歯止めが入りました。


今週のポイント

管理者が先に手を動かす価値があるのは1番です。エンドユーザーへの展開はまだ先ですが、設定そのものは公式発表と同時に触れます。会議の画面に何が映っているかは組織ごとに事情が違うため、既定のまま流すか録画時のみに絞るかを決める時間が今はあります。

利用者への影響がもう出ているのは7番です。すでに全員に届いており、公式発表には無効化の案内が見当たりません。BCCでの一斉送信をよく使う部署には、警告が出る場面をあらかじめ伝えておくと問い合わせを減らせます。

2番と3番はどちらもGoogle DocsのGeminiで、発表日と展開日程が同じです。ただし対象エディションが1行違い、Web版限定という条件は3番にしか付いていません。社内で使える人を数えるときは、まとめて扱わないでください。

4番と5番も紛らわしい組み合わせです。どちらもRapid Releaseの開始が2026年7月29日ですが、Scheduled Releaseは8月10日と8月14日に分かれます。展開の速さの表現も違い、4番だけが15日を超える可能性を明示しています。

6番は、Rapid Releaseの展開が公式発表より前に始まっていた点が目を引きます。すでに見えている組織があっても不思議ではありません。


まとめ

今週の7件は、届く時期のばらつきが大きい回でした。すでに全員に届いた7番から、開始日が未定の1番まで並んでいます。「発表された=今日から使える」とは限らないことが、いつも以上にはっきり出ています。

社内に案内を出す前に、自社がRapid ReleaseとScheduled Releaseのどちらかを管理コンソールで確かめておくと、日付の伝え方を決めやすくなります。Scheduled Releaseの組織であれば、4番は2026年8月10日、5番は8月14日、6番は8月5日が起点です。

Gemini関連の4件は対象エディションがそれぞれ違います。自社の契約でどこまで使えるかは、発表ごとに公式の一覧を確認するのが確実です。


参考リンク


本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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