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Google FormsのGeminiがクイズを正解ごと自動生成できるように

Google Formsの「Help me create」がクイズ生成に対応しました。Googleドライブ上のGoogle DocsやPDFを参照させると、各設問の正解を含むクイズ設定ごと生成されます。対象エディションと非対称なロールアウト日程を整理します。

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資料はあるのに、確認テストを作る時間がない

社内研修や勉強会のあとで、理解度を測りたい場面があります。ただ、設問と選択肢と正解を用意する手間を思うと後回しになりがちです。

Google Formsには2025年6月から「Help me create」があり、プロンプトからフォームの下書きを作れました。2025年11月には日本語を含む7言語へ広がっています。ただし作れるのはフォームまでで、クイズは対象に入っていませんでした。

2026年7月30日の発表で、その先が変わりました。Help me createがクイズの生成に対応し、各設問の正解を含む設定ごと作れるようになりました。

今回のアップデートとは

従来のフォーム生成との違い

公式発表は冒頭で次のように書いています。

Help me create in Google Forms now supports generating quizzes.

これまでのHelp me createは、フォームの下書きを作るところが守備範囲でした。今回加わったのはクイズです。設問の見た目が増えたという話ではなく、採点を前提とした設定まで含めて生成されます。

正解とクイズ設定ごと生成される

生成されるものについて、公式発表は次のように説明しています。

Gemini then generates a quiz incorporating details from any files you reference, with appropriate quiz settings, including correct answers for each question.

設問と選択肢だけでなく、各設問の正解が設定された状態で出てきます。あとから採点用の設定を入れ直す往復が減ります。

Googleドライブのファイルを出題のもとにできる

プロンプトのなかで、Googleドライブ上のファイルを参照させられます。公式が挙げているのはGoogle Docs、Google Slides、PDFです。手元の研修資料やマニュアルを指定すれば、その内容にもとづいた設問が生成されます。

使える設問の形式

設問の形式について、公式発表は次のように書いています。

Gemini supports different question types like multiple choice, grid, checkboxes, and grid question types.

ラジオボタン(multiple choice)、グリッド、チェックボックスなどが使えます。原文はlikeを使った例示であり、ここに挙がったものだけとは限りません。

プレビューしてから挿入できる

You can preview the quiz after it’s generated, and adjust the content of the generated quiz after inserting it, as needed.

生成したクイズは、挿入する前にプレビューで確認できます。挿入したあとで設問や選択肢を直すこともできます。

中小企業での活用シーン

研修で配ったPDFから確認テストを作る

研修資料のPDFをそのまま出題のもとにできます。「この資料から10問の確認テストを作って」と頼めば、正解込みのクイズが用意されます。受講者の理解度を測る仕組みを、資料を作り直さずに足せます。

新入社員向けの基礎知識チェック

就業規則や業務マニュアルをGoogle Docsで管理している場合、そのファイルを参照させて小テストを作れます。配属前の基礎知識チェックとして配れます。

勉強会のあとの振り返り

社内勉強会で使ったGoogle Slidesを指定すれば、内容に沿った設問が出てきます。開催直後に配れば、参加者の記憶が新しいうちに定着を確かめられます。

対象エディションとロールアウト

この機能は対象エディションが限られています。公式発表が挙げているのは次のとおりです。

  • Business Standard、Business Plus
  • Enterprise Standard、Enterprise Plus
  • Education Plus
  • Google AI Pro、Google AI Ultra(個人向け)
  • Google AI Pro for Educationアドオン
  • Teaching and Learningアドオン

個人向けについては、公式発表が Consumer: Google AI, Pro, and Ultra と書いており、区切りが読み取りにくくなっています。同じ時期に出た他の発表では Google AI Pro and Ultra と表記されています。個人向けプランを契約している場合は、公式発表の原文もあわせて確認してください。

自社の契約が対象に入っているかを先に確かめてください。

ロールアウトのスケジュールは次のとおりです。

  • Rapid Releaseドメイン: 2026年7月24日から段階的に展開(表示まで最大15日間)
  • Scheduled Releaseドメイン: 2026年8月5日から段階的に展開(表示まで最大15日間)

開始日が分かれている点に注意がいります。Rapid Releaseの展開開始は2026年7月24日で、公式発表の2026年7月30日より前です。発表を読んだ時点で、すでに使える環境もあります。一方でScheduled Releaseのドメインは8月5日を待つことになります。

注意点

スマート機能とパーソナライズの有効化が前提

利用の前提について、公式発表は次のように書いています。

To access Gemini in the side panel of Workspace apps, users need to have smart features and personalization turned on.

Google Workspaceのスマート機能とパーソナライズが、どちらも有効である必要があります。片方だけでは足りません。管理者は管理コンソールで、利用者の既定のパーソナライズ設定を有効にできます。

展開の途中では見つからないことがある

段階的に展開されるため、対象のプランを契約していても呼び出し口が出てこない場合があります。上記のロールアウト期間を目安に、順次表示されるのを待ってください。

生成結果はそのまま配らない

Geminiの設定した正解は、自社の運用や社内規程と食い違う場合があります。配布する前に、設問と正解をひととおり確認してください。プレビューと挿入後の編集は、そのための手段です。

まとめ

  • Google FormsのHelp me createがクイズの生成に対応した
  • 各設問の正解を含むクイズ設定ごと生成される
  • Googleドライブ上のGoogle Docs、Google Slides、PDFを出題のもとにできる
  • 使える形式はラジオボタン、グリッド、チェックボックスなど
  • 生成後にプレビューでき、挿入したあとも直せる
  • 対象はBusiness Standard以上やEducation Plus、Google AI Pro/Ultraなどに限られる
  • スマート機能とパーソナライズの有効化が前提
  • Rapid Releaseは2026年7月24日から、Scheduled Releaseは2026年8月5日から展開

研修資料はあるのに理解度を測る仕組みがない、という状態を埋めやすくなるアップデートです。まずは自社のプランが対象かどうかを確かめるところから始めてください。


参考リンク:

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本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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