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Google Workspace週次アップデートまとめ(2026年10月23日)

Google Workspaceアップデート19分で読めます

2026年10月23日週の15件を解説。ChatのMeet会議まとめ、iOS版SheetsのGemini、BigQueryデータへの自然言語分析、Meet音声翻訳の63言語対応、VaultのGemini会話書き出しなど。

今週のアップデート概要

2026年10月23日のGoogle Workspace Weekly Recapには、15件の更新が掲載されました。前週(2026年10月16日)の8件からほぼ倍に増えています。

内訳はGeminiアプリが3件(項目3、6、15)、Google Sheetsが3件(項目2、4、10)です。Gemini Notebookが2件(項目5、8)、Google Meetが2件(項目7、11)、Google Vidsが2件(項目13、14)と続きます。Google Chat、Google Docs、Google Vaultが1件ずつです。管理者が対応を考えたいのは、項目11の音声翻訳と項目12のVaultです。

本記事を公開した2026年10月24日の時点で、まだ始まっていない展開が4件あります。項目1の会議まとめはScheduled Releaseが2026年10月27日から始まります。項目7のiOS版と項目11のScheduled Releaseは2026年11月2日から、項目10のScheduled Releaseは2026年11月6日からです。


1. Google ChatにMeetの会議まとめ

Google Meetの会議が終わると、その会議に紐づくGoogle Chatの会話に「会議まとめ」が自動で投稿されるようになりました。会議の要約、決まったこと、担当者付きのアクションアイテムが入ります。Geminiのメモ、録画、文字起こしへのリンクも付きます。

対象はBusiness Standard / Plus、Enterprise Standard / Plus、Frontline Plusです。

提供状況はRapid Releaseが2026年10月16日開始、Scheduled Releaseが2026年10月27日開始です。ともに段階展開で、表示まで最大15日かかります。

注意点は、2つの前提があることです。会議中に「メモを作成」をオンにしていること、会議に紐づくチャットがあることです。主催者がメモの送信先を「主催者と共同主催者のみ」にすると、まとめは投稿されません。まとめは通知なしで届き、会話の参加者なら誰でも削除できます。削除してもドライブのメモは残ります。Gemini for Google Workspaceを有効にしている組織では、既定でオンになります。


2. iOS版Google SheetsでGemini

iOS版のGoogle Sheetsで、Geminiを使えるようになりました。2026年8月のAndroid版に続く対応です。Geminiのアイコンをタップし、データについての質問、分析、グラフの作成を頼めます。「この表を要約して」のような提案プロンプトも表示されます。

対象はBusiness Starter / Standard / PlusとEnterprise Starter / Standard / Plusです。Google AI Pro for Educationと、個人向けのGoogle AI Plus / Pro / Ultraも含まれます。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年10月15日開始の段階展開です。表示まで最大15日かかります。

注意点は、モバイル専用の管理者設定がないことです。ドメインや組織部門でGemini for Google Workspaceを有効にしていれば、対象の利用者は使えます。

Android版の内容は Android版SheetsのGeminiの解説記事 を参照してください。


3. Geminiアプリで作ったアプリをGoogleサイトへ書き出し

Geminiアプリで作ったインタラクティブなアプリを、操作できる状態のままGoogleサイトへ書き出せるようになりました。書き出すと、新しい非公開のサイトの下書きができます。

対象は、Geminiアプリを使えるGoogle Workspace顧客、Workspace Individual、個人のGoogleアカウントです。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で提供開始済みです。Web、Android、iOSで使えます。

注意点は、Googleサイトがオンで、利用者がサイトを作成・編集できることが前提であることです。新しい管理者設定はありません。

詳しくは Geminiアプリで作ったアプリをGoogleサイトへ公開する解説記事 を参照してください。


4. SheetsでBigQueryのデータをGeminiで分析

Connected SheetsでBigQueryに接続したスプレッドシートで、Geminiに話し言葉で質問し、データを分析できるようになりました。Geminiの照会は、シートに見えている範囲ではなくBigQueryのデータ全体に対して実行されます。

「前四半期の北東地域の売上合計は?」のような質問に続けて、「前年同期と比べると?」と掘り下げられます。ダッシュボードを頼むと、Geminiが計画を示し、確認後に新しいタブへピボットテーブルやグラフを作ります。作られる表やグラフはBigQueryと接続したままで、定期的に更新できます。

対象はBusiness Standard / PlusとEnterprise Standard / Plusです。個人向けのGoogle AI Pro / Ultra、Google AI Pro for Education、AI Expanded Accessも含まれます。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年10月19日開始の段階展開です。表示まで最大15日かかります。

注意点は、BigQueryに接続したスプレッドシートで、接続先のデータを照会する権限がある利用者だけが使えることです。既定でオンになっており、管理者向けの設定はありません。


5. ClassroomのGemini Notebookに教員向けの分析サマリー

Google Classroomで教員が課題として配ったGemini Notebookについて、生徒とのやり取りをGeminiがまとめた「分析サマリー」を教員が見られるようになりました。全体の傾向、よくある質問、得意な点と支援が要りそうな点、生徒ごとの会話の記録を確認できます。

あわせて、管理者がGemini Notebookの外部共有を、信頼できるドメインを含む詳細な設定で許可できるようになりました。教員と生徒のドメインが違う場合でも、信頼できるドメインどうしならノートブックを作成・配布できます。

対象はEducation Fundamentals / Standard / Plusです。

提供状況は、分析サマリーがRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で2026年10月19日開始の全展開です。表示まで1〜3日かかります。外部共有の詳細な設定は提供開始済みです。

注意点は、Classroomから配ったノートブックにだけ使える機能であることです。生徒には、会話が教員に見えることを知らせる通知が表示されます。外部共有は既定でオフです。Gemini LTIの利用者には、今後数週間のうちに提供されます。


6. Geminiアプリの「カスタマイズ」画面

Geminiアプリに、応答の仕方や連携するツールを1か所で設定できる「カスタマイズ」画面が加わりました。スキル(繰り返しの作業や文体、回答の形式を決めておく機能)と、接続アプリをまとめて管理します。接続アプリは、Googleのアプリに加えて40以上の外部サービスから選べます。

対象はすべてのGoogle Workspace顧客、Workspace Individual、個人のGoogleアカウントです。Web、モバイル、WindowsとmacOSのGeminiデスクトップアプリで使えます。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年10月13日開始の段階展開です。表示まで最大15日かかります。

注意点は、接続アプリの多くが現時点で米国の英語に限られることです。一部はほかの英語圏、ブラジル、インドでも使えます。日本で使える接続アプリは公式発表に記載がありません。管理者は、管理コンソールの「アプリ」>「その他のGoogleサービス」>「Gemini」で接続アプリと外部ツールの連携を確認・管理できます。

スキルの展開状況は スキルとGemsの移行の解説記事 を参照してください。


7. モバイル版Meetでビデオタイルのペア設定

Web版のGoogle Meetで使えた「タイルのペア設定」が、AndroidとiOSのMeetアプリでも使えるようになります。自分のビデオタイルを別の参加者のタイルと並べて表示する機能で、手話通訳者と並べたいときなどに役立ちます。字幕は2人の話者の両方に付きます。

対象はすべてのGoogle Workspace顧客、Workspace Individual、個人のGoogleアカウントです。

提供状況はAndroidが2026年10月12日開始、iOSが2026年11月2日開始です。どちらもRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で段階展開し、表示まで最大15日かかります。iOSは本記事公開時点でまだ始まっていません。

注意点は、既定でオンであることです。管理者は組織部門単位でオフにできます。


8. Gemini Notebookのスライド資料と動画解説を作る前に調整

Gemini Notebookで、スライド資料と動画解説を作る前に、扱う話題や見た目、形式を指定できるようになりました。「Review」をオンにすると、スライドの構成案や動画の制作メモを確認し、文章で修正を伝えてから仕上げられます。

対象はすべてのGoogle Workspace顧客、Workspace Individual、個人のGoogleアカウントです。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年10月16日開始の段階展開です。表示まで最大15日かかります。

注意点は、管理者向けの設定がないことです。確認の手順を省いて、すぐに作ることもできます。

詳しくは Gemini Notebookのスライド資料と動画解説の解説記事 を参照してください。


9. モバイル版ドキュメントのDocs Live

AndroidとiOSのGoogleドキュメントアプリで「Docs Live」が使えるようになりました。話しかけるだけで、Geminiが構成の整った文書の下書きを作ります。Gmail、ドライブ、Chat、ウェブから関連する情報を取り込みます。

対象はBusiness Standard / PlusとEnterprise Standard / Plusです。個人向けのGoogle AI Pro / Ultra、Google AI Pro for Education、AI Expanded Accessも含まれます。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で提供開始済みです。

注意点は、ドキュメントのGeminiが有効な利用者に既定でオンになることです。

詳しくは Docs Liveの解説記事 を参照してください。


10. Sheetsの箱ひげ図

Google Sheetsで、データのばらつきを表す箱ひげ図を作れるようになりました。数値の範囲を選ぶだけで、最小値、四分位数、中央値、最大値、平均値、外れ値を計算します。Excelから読み込んだ箱ひげ図も、消えずに残ります。

対象はすべてのGoogle Workspace顧客と個人のGoogleアカウントです。

提供状況はRapid Releaseが2026年10月22日開始、Scheduled Releaseが2026年11月6日開始です。ともに段階展開で、表示まで最大15日かかります。Scheduled Releaseは本記事公開時点でまだ始まっていません。

注意点は、管理者向けの設定がないことです。

詳しくは Sheetsの箱ひげ図の解説記事 を参照してください。


11. Meetの音声翻訳が63言語に

Google Meetの音声翻訳が63言語に広がり、話している言語を自動で判別するようになりました。会議全体で1組の言語を設定する方式から、参加者がそれぞれ翻訳をオンにする方式へ変わります。

対象はBusiness Standard / Plus、Enterprise Standard / Plus、Frontline Plusです。個人向けのGoogle AI Pro / Ultra、Google AI Pro for Education、AI Expanded Access、AI Ultra Accessも含まれます。

提供状況はRapid Releaseが2026年10月22日開始の全展開で、表示まで1〜3日かかります。Scheduled Releaseは2026年11月2日開始の段階展開で、表示まで最大15日かかります。

注意点は、1会議あたりの利用時間に上限があることです。標準のWorkspaceとGoogle AI Proは90分、AI Expanded Access、AI Ultra Access、Google AI Ultraは8時間です。ライブ配信、録画、クライアントサイド暗号化(CSE)の会議などでは使えません。

詳しくは Meetの音声翻訳63言語対応の解説記事 を参照してください。


12. VaultでWorkspace内のGemini会話を書き出し

Google Vaultで、Gmail、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、Meetの中で使ったGeminiの会話を、絞り込んで書き出せるようになりました。対象の利用者や組織部門と期間で絞り込み、JSON形式で書き出します。

対象はBusiness Plus、Enterprise Standard / Plus、Education Fundamentals / Standard / Plusです。Frontline Standard / Plus、Enterprise Essentials Plus、Vaultアドオンも含まれます。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で提供開始済みです。

注意点は、Vault APIでの対応がUIの展開から14日以内になることです。会話履歴がオンのときに作られた会話だけが対象です。保持ルールと訴訟ホールドは、今後のリリースで対応します。

詳しくは VaultのGemini会話書き出しの解説記事 を参照してください。


13. Vidsでクリップごとに再生速度を変更

Google Vidsで、動画クリップごとに再生速度を変えられるようになりました。最大2倍まで速くし、最小0.25倍まで遅くできます。

対象はすべてのGoogle Workspace顧客、Workspace Individual、個人のGoogleアカウントです。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年10月16日開始の段階展開です。表示まで最大15日かかります。

注意点は、管理者・利用者とも設定がないことです。

詳しくは Vidsのクリップ再生速度の解説記事 を参照してください。


14. Vidsで動画から音声トラックを分離

Google Vidsで、動画クリップの音声を切り離し、独立した音声クリップとして扱えるようになりました。これまで動画の音声は、ミュートかミュート解除をまとめて切り替えるだけで、シーンの中に限られていました。

切り離した音声は、ほかの動画の下で流したり、複数のシーンにまたがって置いたりできます。動画の長さを変えずに、音声だけを切り詰め、動かし、削除できます。

対象はすべてのGoogle Workspace顧客、Workspace Individual、個人のGoogleアカウントです。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年10月19日開始の段階展開です。表示まで最大15日かかります。

注意点は、管理者・利用者とも設定がないことです。


15. GeminiアプリからGemini Notebookを操作

Geminiアプリの接続アプリに、Gemini Notebookが加わりました。チャットで「@Gemini Notebook」と入力すると、ノートブックの作成・編集・削除、ソースの追加・削除、内容をもとにした回答を頼めます。Geminiが指示から判断して、自動で呼び出す場合もあります。

対象はすべてのGoogle Workspace顧客、Workspace Individual、個人のGoogleアカウントです。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で提供開始済みです。

注意点は、GeminiアプリとGemini Notebookの両方がオンになっている利用者だけが使えることです。管理者の既定値はオンです。利用者の設定は既定でオンですが、欧州経済領域(EEA)の利用者だけ既定でオフになります。


今週のポイント

まず確認したいのは、項目11のMeetの音声翻訳です。社外の参加者がいる会議でも、主催者が対象のプランなら全員が使えます。Rapid Releaseの組織ではすでに展開が始まっているため、利用時間の上限や使えない会議の種類を、先に社内へ伝えておくと混乱を防げます。

次に、項目12のVaultです。WorkspaceのアプリでGeminiを使っている組織は、その会話が書き出しの対象になります。監査や法務の手順にGeminiの会話を加えるかどうかを、この機会に決めておくとよいでしょう。

Geminiアプリまわりでは、項目6と項目15で外部サービスやノートブックとの連携が広がりました。項目15のGemini Notebookの接続アプリは、管理者の既定値がオンです。どの利用者に許可するかを、管理コンソールのGeminiアプリとGemini Notebookの設定で確認してください。


まとめ

2026年10月23日週の要点は次の4つです。

  • 掲載は15件で、Geminiアプリが3件、Sheetsが3件、Gemini Notebook・Meet・Vidsが2件ずつでした。
  • ChatのMeet会議まとめ、iOS版Meetのタイルのペア設定、Meetの音声翻訳、Sheetsの箱ひげ図は、一部の展開がまだ始まっていません。
  • Meetの音声翻訳は63言語へ広がり、翻訳は参加者が自分でオンにする方式です。
  • VaultでWorkspace内のGemini会話を書き出せるようになり、保持ルールと訴訟ホールドは今後対応します。

参考リンク

本記事は次の公式情報をもとにしています。

出典: Google Workspace Updates 公式発表


本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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