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GeminiアプリとWorkspaceに「スキル」登場、Gemsは段階的に終了

Google Workspaceアップデート7分で読めます

GeminiアプリとWorkspaceに、再利用できるカスタム指示「スキル」が登場。Gemsは2027年3月以降に無効化され、下書きスキルへ自動移行されます。

業務用に作り込んだGemが、これからどうなるのか。Googleは2026年9月30日、Geminiへの指示をカスタマイズする主な手段を、Gemsから新機能の「スキル」へ移すと発表しました。Gemsはすぐに使えなくなるわけではなく、無効化は早くても2027年3月1日以降です。

この記事では、スキルの中身、提供対象、ロールアウト、Gemsの移行日程、管理者と利用者がやることを、公式発表の範囲でまとめます。

スキルとは何ですか?

スキルは、GeminiアプリとほとんどのWorkspaceアプリでGeminiへ指示するときに使える、再利用可能なカスタム指示です。

毎回プロンプトに書いていた同じ前置きを、保存した指示で置き換える機能です。

Gemsと何が違いますか?

Gemsとの大きな違いは3点あります。

  • 統合されたチャットスレッドの中で、インラインに働きます。別のGem画面に切り替える必要がありません
  • 1つのプロンプトに複数のスキルを重ねて使えます。会話の途中で別のスキルへ切り替えることもできます
  • オープンでMarkdownネイティブな SKILL.md 標準の上に構築されています

SKILL.md は、Claude CodeのAgent Skillsと同じ名前の形式です。公式発表は、この標準のおかげで他のプラットフォームで作ったスキルをGeminiアプリとWorkspaceアプリへコピーできると説明しています。ただし、Claude Code固有のツールや実行時の動作まで同じように動くとは書かれていません。コピーした後は、Geminiで意図どおり動くかを確認してください。

文体や書式の好みを保存するGemini in Workspaceのカスタム指示は、利用者ごとの「基本設定」に近い機能です。スキルは、作業の種類ごとに呼び出す指示のセットという位置づけで整理できます。

どのアカウントとエディションが対象ですか?

対象は、利用する場所によって分かれます。

利用する場所 対象
Geminiアプリのスキル すべてのGoogle Workspace顧客と、個人のGoogleアカウント利用者
Workspaceのスキル Business Starter / Standard / Plus、Enterprise Starter / Standard / Plus、Education アドオンの Google AI Pro for Education、その他アドオンの AI Expanded Access

Workspaceのスキルを使えるのは18歳以上の利用者に限られます。全エディションで使えるわけではない点に注意してください。AI Expanded Accessアドオンの位置づけは、AI Expanded Accessの解説記事で整理しています。

いつから使えますか?

提供状況は、WorkspaceのスキルとGeminiアプリのスキルで日程が異なります。どちらも段階的な展開で、発表時点で全ドメインに即時提供されたわけではありません。

対象 時期
Workspaceのスキル(Rapid Release) 2026年10月5日〜12日
Workspaceのスキル(Scheduled Release) 2026年10月19日〜11月中旬
Geminiアプリのスキル(全ドメイン) 2026年10月13日〜11月中旬

Gemsはいつまで使えますか?

Gemsは、2026年11月17日以降も作成・編集を続けられます。無効化は早くても2027年3月1日以降で、そのときに下書きのスキルへ自動で移行されます。自動移行の詳細は、少なくとも30日前に管理者へ案内される予定です。

日付 起きること
2026年10月5日 Workspaceでスキルの展開が始まる
2026年11月17日 Gemsが設定パネルへ移動する。作成・編集は引き続き可能
2027年3月1日以降(早くても) Business / EnterpriseでGemsが無効化され、下書きスキルへの自動移行が始まる
2027年6月1日以降(早くても) Education(Classroom・LMS)でGemsが無効化され、同様に自動移行が始まる

自動移行で作られるのは、完成したスキルではなく下書きです。移行後に内容を確認して整える作業は残ります。

管理者は何をすればよいですか?

公式発表が案内している管理者の対応は、次の3つです。

公式発表には、スキルの既定のオン・オフや、管理者設定の適用単位(ドメイン・OU・グループ)の記載がありません。設定画面で確認できるようになってから、自社の運用を決めるのが安全です。

利用者は何をすればよいですか?

既存のGemsは、利用者が手動でスキルへ移行できます。無効化を待たず、よく使うGemから順に移しておくと、自動移行の下書きを後から直す手間を減らせます。

注意点が1つあります。Workspaceのスキルと、Geminiアプリのスキルは同期しません。両方で使いたいスキルは、それぞれの場所で用意してください。

Workspace Studioの「Ask a Gem」はどうなりますか?

Workspace Studioでは、「Ask a Gem」ステップを含むフローを新規に作成できなくなりました。すでに作ってあるフローは、Gemsの無効化日まで動き続けます。すぐに止まるわけではありません。

ステップの内容はWorkspace StudioでGemを使う記事で紹介しています。Studioで自動化を組んでいる場合は、無効化日までに代わりの構成を決めておく必要があります。

Classroomを使う教育者は?

ClassroomとGemini LTIでGemsを使っている教育者には、Gemini NotebookとGuided Learningへの移行が案内されています。Gemini Notebookは提供中で、Guided LearningはClassroomに近日提供される予定です。

まとめ

スキルは、Geminiアプリと多くのWorkspaceアプリで共通に使える、再利用可能な指示です。Gemsは2026年11月17日以降も編集でき、無効化は早くても、Business / Enterpriseで2027年3月1日、Educationで2027年6月1日以降です。

最初の確認先は、自社のエディションがWorkspaceのスキルの対象に入っているかどうかです。次に、手元のGemsを洗い出し、移行する順番を決めてください。管理者は、有効化の設定画面が見えた時点で既定値を確認しましょう。


参考リンク:

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本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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