Google Workspace週次アップデートまとめ(2026年9月25日)
2026年9月25日週の14件を解説。Sheetsの手動計算とピボット並べ替え、Meetの新メモ機能とLogitech在室者数カウント、IMAPインポートGA、一時管理者ロール、カレンダーの3タイムゾーン表示。
今週のアップデート概要
2026年9月25日のGoogle Workspace Weekly Recapには、14件の更新が掲載されました。前週(2026年9月18日)の10件より多い週です。
内訳を見ると、Google Sheets関連が3件(項目1、2、4)、Google Meet関連が3件(項目6、7、8)と並びます。Gemini関連は項目3、10、11の3件です。Google Chat・Gmail移行・管理コンソール・Google Calendarが1件ずつで、項目13はSlidesのベータ機能です。
まだ展開が始まっていないものが4件あります。項目7は2026年9月29日、項目8は2026年9月28日、項目4のScheduled Releaseは2026年10月5日、項目14のScheduled Releaseは2026年10月12日から始まります。過去形で案内すると誤りになります。
1. Sheets向けWorkdayによるAI財務分析
Workday for Google Sheetsが発表されました。Sheets上でWorkdayの財務データをAIで分析できる連携です。
対象はすべてのGoogle Workspaceのお客様、Workspace Individual加入者、個人アカウントです。
提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で提供開始済みです。
注意点は、利用にWorkday Adaptive Planningのライセンスが必要なことです。Workday側でPermission SetsとSSO / Tenant設定を有効化したうえで、Google Workspace管理者がMarketplaceからインストールします。
詳しくは Workday for Google Sheetsの解説記事 を参照してください。
2. Sheetsの手動計算モード
Google Sheetsに手動計算の設定が追加されました。大きなシートで再計算の待ち時間を抑えられます。
対象はすべてのGoogle Workspace顧客とWorkspace Individualです。
提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年9月21日開始の段階展開です。表示まで最大15日かかります。
注意点は、既定でオフであることです。利用者が File > Settings > Calculation Settings から手動計算を有効化します。管理者向けの設定はありません。
詳しくは Sheetsの手動計算モードの解説記事 を参照してください。
3. Geminiの学習用ノートブックがWorkspaceへ
Geminiアプリ内の学習用ノートブックが、Google Workspaceアカウントでも利用できるようになりました。
対象はEEA域外のすべてのGoogle Workspace顧客とWorkspace Individual、およびグローバルの個人アカウントです。EEAは今後展開予定です。
提供状況はRapid Releaseが2026年9月17日開始済みの段階展開で、最大15日かかります。Scheduled Releaseの個別開始日は公式発表に記載がないため、本記事でも日付は示しません。
注意点は、GeminiアプリとGemini Notebookの両方がオンの組織部門のユーザーが対象であること、エンドユーザー向けの設定がないことです。
4. Sheetsピボットテーブルの並べ替え
Google Sheetsのピボットテーブルで、行や列を手動で並べ替えたりカスタム順序を設定したりできるようになりました。Excelのピボットテーブルとの相互運用性向上も目的の1つです。
対象はすべてのGoogle Workspace顧客と個人アカウントです。
提供状況はRapid Releaseが2026年9月22日開始、Scheduled Releaseが2026年10月5日開始です。ともに段階展開で最大15日かかり、Scheduled Releaseは本記事公開時点でまだ始まっていません。
注意点は、管理者向けの設定がないことです。
詳しくは ピボットテーブル並べ替えの解説記事 を参照してください。
5. ChatのConfluence連携
Google Chat向けの新しいConfluence連携が発表されました。Chat上でConfluenceのページ情報を扱えるようになります。
対象はすべてのGoogle Workspace顧客、Workspace Individual、個人アカウントです。
提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で提供開始済みです。
注意点は、Confluence Cloudアカウントが必要なことです。Atlassianのアドオンの一部としてインストールします。
6. MeetメモのQuick notes
Google Meetの「メモを作成」に、短いメモを手早く残せるQuick notesが追加されました。詳細な議事録向けのFull notesと使い分けられます。
対象はBusiness Standard / Plus、Enterprise Standard / Plus、Frontline Plusです。Google AI Pro for Educationと個人向けGoogle AI Pro / Ultraも含まれます。
提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で提供開始済みです。
注意点は、既存のTake notes for meコントロール以外の管理者向け設定がないことです。
詳しくは Quick notesの解説記事 を参照してください。
7. Meet「メモを作成」設定の発効(9月29日)
7月に発表された「メモを作成」の新しい管理者・エンドユーザー設定が、2026年9月29日に発効します。3名以上の会議に限定して自動起動する条件設定が含まれます。
対象はBusiness Standard / Plus、Enterprise Standard / Plus、Frontline Plus、Google AI Pro for Educationです。
提供状況は、管理設定・エンドユーザー設定ともRapid / Scheduled Releaseで2026年9月29日開始の延長展開です。15日を超える可能性があり、本記事公開時点ではまだ始まっていません。
注意点は、既定値がプランで異なることです。Business Standard / Plusは既定でオン、Enterprise Standard / Plus・Frontline Plus・Google AI Pro for Educationは既定でオフです。Gemini Alphaプログラム参加組織ではすでにオンの場合があります。
設定の内容は 「メモを作成」の3名以上限定オプションの解説記事 で解説しています。既存記事ではエンドユーザー向け設定を2026年9月21日以降と案内していましたが、本Recapで発効日が9月29日に確定しました。
8. Meet在室者数カウントのLogitech対応
Google Meetハードウェアの在室者数カウントが、Logitechの会議室デバイスで利用できるようになります。
対象はLogitech Gen 2のAOSP機器(Rally Board 65以降)を持つすべてのGoogle Workspace顧客です。
提供状況はRapid / Scheduled Releaseとも2026年9月28日開始の延長展開で、15日を超える可能性があります。本記事公開時点ではまだ始まっていません。
注意点は、既定でオフであり、管理者がドメイン・組織部門・グループ単位で有効化することです。個人を特定できる情報(PII)は収集せず、デバイス上で処理が完結します。Gen 1機器は将来のCollabOSアップデートで対応予定です。
詳しくは Logitech在室者数カウントの解説記事 を参照してください。
9. IMAPメールインポートの一般提供
任意のIMAPサーバーからGoogle Workspaceへメールをインポートする機能が、一般提供(GA)になりました。
対象はすべてのGoogle Workspace顧客で、セットアップ時に管理者が利用します。
提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で提供開始済みです。
注意点は、ドメイン確認とメール有効化の完了後にのみ利用できること、1ユーザーずつインポートすることです。
10. DocsでGemini Notebookをソース指定
Google DocsのAIプロンプトで、Gemini Notebookの既存ソースをグラウンディングとして指定できます。Docsで作成したプロンプトの回答が、Notebookに保存した資料を根拠とします。
対象はBusiness Standard / Plus、Enterprise Standard / Plus、Education Plusです。個人向けGoogle AI Pro / Ultra、Google AI Pro for Education、Teaching and Learning、AI Expanded Accessも含まれます。
提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で提供開始済みです。
注意点は、Gemini for Workspace in Driveが有効なら既定で利用できることです。
11. VidsのGemini Omni 1.1 Flash
Google Vidsの動画生成モデルがGemini Omni 1.1 Flashに更新されました。拡張クリップの品質向上、1080p出力、尺のコントロールに対応します。
対象はBusiness Starter / Standard / Plus、Enterprise Starter / Standard / Plus、Education Plusです。個人アカウントと個人向けGoogle AI Pro / Ultraも含まれます。Enterprise EssentialsとEssentials Plus、Nonprofits、Workspace Individualも対象です。Google AI Pro for Education、Teaching and Learning、AI Expanded Accessも含まれます。
提供状況はRapid / Scheduled Releaseとも2026年9月23日開始の全展開で、1〜3日で表示されます。
注意点は、AI Expanded Access保有者の利用上限が高いことです。本発表は、2026年7月発表のVidsへのGemini Omni統合そのものとは別の、バージョンアップ発表です。統合の概要は VidsのGemini Omni統合の解説記事 を参照してください。
12. 管理コンソールの一時管理者ロール
Google管理コンソールで、期限付きの一時管理者ロールを割り当てられるようになりました。
対象はすべてのGoogle Workspace顧客です。
提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で提供開始済みです。
注意点は、特権管理者(super admin)が定型または任意の期限を指定して付与し、期限到達で自動失効することです。プライマリ管理者には付与できません。
13. PowerPointをCSE Slidesへ変換(ベータ)
PowerPointファイルを、クライアントサイド暗号化(CSE)のGoogle Slidesへインポートして変換する機能がベータで始まりました。
対象はEnterprise Plus、Education Standard / Plus、Frontline Plus、Assured Controls、Assured Controls Plusです。CSE Office Interopベータに登録済みの組織に限られます。
提供状況はRapid / Scheduled Releaseとも、既存のベータ登録組織では提供開始済みです。新規の申込者は審査後に利用できます。
注意点は、ベータ提供であり、ベータプログラムへの登録が前提であることです。
14. カレンダーの3タイムゾーン表示
GoogleカレンダーのWeb版で、最大3つのタイムゾーンを並べて表示できるようになりました。
対象はすべてのGoogle Workspace顧客、Workspace Individual、個人アカウントです。Web版のみの提供です。
提供状況はRapid Releaseが2026年9月25日開始の段階展開で最大15日、Scheduled Releaseが2026年10月12日開始の全展開(1〜3日)です。Scheduled Releaseは本記事公開時点でまだ始まっていません。
注意点は、管理者向けの設定がないこと、Settingsで各タイムゾーンにカスタムラベルを付けられることです。
今週のポイント
まず確認したいのは、まだ始まっていない展開が4件あることです。項目7は2026年9月29日、項目8は2026年9月28日、項目4のScheduled Releaseは2026年10月5日、項目14のScheduled Releaseは2026年10月12日からです。すでに使える前提で社内へ案内すると、実際に使える日とずれてしまいます。
次に、既定値の違いです。項目2の手動計算と項目8の在室者数カウントは既定でオフなので、使うには有効化が必要です。項目7はプランで既定値が分かれ、Business Standard / Plusは既定でオン、Enterprise系などは既定でオフです。組織のプランに合わせて管理コンソールで確認してください。
提供範囲にも注意がいります。項目3はEEA域外が対象で、Scheduled Releaseの開始日は公式発表に記載がありません。項目6はBusiness Standard以上のプランが対象で、Business Starterは含まれません。
重複する発表の見分けも要点です。項目11は7月発表のGemini Omni統合のバージョンアップ、項目7は7月発表の設定の発効日告知です。どちらも新規機能ではありません。
まとめ
2026年9月25日週は14件で、SheetsとMeetが3件ずつを占める週でした。Sheetsの手動計算(項目2)とピボット並べ替え(項目4)は表計算の操作性に直結し、MeetのQuick notes(項目6)と「メモを作成」設定の発効(項目7)は会議運用に関わります。
管理者向けには、一時管理者ロール(項目12)とIMAPインポートのGA(項目9)が実務で使える発表です。展開がまだ始まっていない4件は開始日を確認してから社内へ案内してください。
参考リンク
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Use AI to supercharge your financial analysis with Workday for Google Sheets
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Study notebooks in Gemini are now available for Google Workspace accounts
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Manually reorder and custom sort pivot tables in Google Sheets
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New Google Meet ‘Take notes for me’ settings for admins and end users take effect September 29th
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Occupancy counting now available for Google Meet on Logitech room hardware
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Seamlessly import your emails from any IMAP server to Google Workspace
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Ground AI prompts in Google Docs on existing sources from Gemini Notebook
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Gemini Omni 1.1 Flash now in Vids with improved extension quality, 1080p, and duration control
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Assign temporary administrator roles in the Google Admin console
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Now in beta: Import and convert your PowerPoint files to client-side encrypted Slides
出典: Google Workspace Updates 公式発表
本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。