Google Meetの「メモを作成」に3名以上限定オプションが追加
Google Meetの自動ノート作成機能「メモを作成」に、参加人数を条件にした自動起動オプションが管理者・エンドユーザー双方に追加されました。条件の数え方(管理者は参加者3人以上、エンドユーザーはゲスト3人以上)とデフォルト値の違い、9月21日までエンドユーザー体験に影響がない点をまとめます。
要約
Google Meetの自動ノート作成機能「メモを作成(Take notes for me)」に、参加人数を条件にした新しい自動起動オプションが追加されました。管理者向けとエンドユーザー向けで条件の数え方が異なる点に注意が必要です。管理者向けは「主催者を含む参加者が3人以上の会議」、エンドユーザー向けは「自分が主催する会議でゲストが3人以上(主催者本人を除く、実質4人以上の会議)」が条件です。また、この新しいデフォルト値がエンドユーザーの体験に反映されるのは2026年9月21日以降で、それまでは既存の「メモを作成」の挙動に変化はありません。
なお、本アップデートは「メモを作成」機能そのものの新設ではありません。2026年1月に公開済みの自動開始トグルとデフォルトオフ化、会議中の記録停止とは別の、起動条件を絞り込むための追加設定です。
何が変わったか
これまで「メモを作成」の自動起動は、組織単位・ユーザー単位で「有効」か「無効」かの二択でした。今回のアップデートで、参加人数を条件にした第三の選択肢が管理者・エンドユーザーそれぞれに追加されます。ただし、条件となる人数の数え方は管理者向けとエンドユーザー向けで異なります(詳細は次項)。
1対1の雑談的な通話では記録を残さず、複数人が参加する会議だけを自動的に記録したい、というニーズに対応する設定です。
管理者コンソールでの設定
管理者は管理コンソールから、組織単位で「主催者を含む参加者が3人以上の会議のみ自動ノート作成を有効化」するオプションを設定できます。
デフォルト値がプランによって異なる点は、見落としやすい注意点です。
- Business Standard/Business PlusはデフォルトでON(自動ノート作成が有効)
- Enterprise Standard/Enterprise Plus、Frontline Plus、Google AI Pro for EducationはデフォルトでOFF(自動ノート作成が無効)
複数プランを併用している組織では、プランごとにデフォルトが異なることを見落としやすいため、意図しない自動記録(または記録漏れ)を避けるために設定内容を確認しておく必要があります。
エンドユーザー側の個別設定
エンドユーザー向けの条件は、管理者向けとは数え方が異なります。「自分が主催する会議で、ゲストが3人以上(主催者本人を除く)」の場合のみ自動起動する設定で、主催者を含めると実質4人以上の会議が対象です。
この新しいデフォルト値がエンドユーザーの体験に反映されるのは2026年9月21日以降です。公式発表では、それ以前はどのプランでもエンドユーザー体験に影響はないと明記されています。9月21日以降、管理者が設定したデフォルト値は各ユーザーに適用され、ユーザーは自分の設定画面で個別に上書きできます。
対象プラン
- Business Standard
- Business Plus
- Enterprise Standard
- Enterprise Plus
- Frontline Plus
- Google AI Pro for Education(Educationアドオン含む)
ロールアウトスケジュール
- 管理者向け設定は現在展開中で、Rapid Release・Scheduled Releaseともに2026年8月3日までに完了予定
- エンドユーザー向け設定は2026年9月21日以降に展開を開始し、最大15日間の段階展開
エンドユーザー向け設定の適用開始(9月21日)は、管理者向け設定の展開完了(8月3日)から1カ月半以上先です。この間、エンドユーザーの体験に変化はありません。管理者は先行して自組織のデフォルト値を確認・調整しておく時間があります。
中小企業にとっての位置づけ
複数人での商談や社内会議は記録を残したいが、1対1のカジュアルな通話まで自動的に記録されるのは避けたい、という組織にとって、今回のアップデートは細かい調整がしやすくなる機能です。ただし実際にユーザーの手元の挙動が変わるのは2026年9月21日以降で、それまでは管理者コンソールで新しいデフォルト値を確認・設定しておく準備期間にあたります。
Business Standard/Plusはデフォルト値がONのため、9月21日が近づいたら「1対1の通話まで自動記録される設定になっていないか」を管理コンソールで確認しておく必要があります。逆にEnterpriseプラン等でデフォルトOFFの組織は、複数人会議の議事録を自動化したい場合はこの機会にオプションを有効化しておくと、9月21日の反映開始と同時に運用を始められます。
参考リンク
- New Google Meet ‘Take notes for me’ settings for admins and end users(Google Workspace Updates)
- Google Meetの「メモを作成」機能でユーザーコントロールが強化
本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。