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Workday for Google Sheetsアドオンが登場

Google Workspaceアップデート7分で読めます

Workday Adaptive PlanningとSheetsをつなぐ新アドオンがMarketplaceに登場。Ask Workdayの要約・差異分析、異常検知、AI可視化、2段階の管理者設定とライセンス条件を解説します。

Workday Adaptive Planningで予実管理をしている組織では、月次レポートのたびにCSVをエクスポートしてGoogle Sheetsへ貼り直す作業が残っています。貼り終えたころに元の計画値が更新される、という循環です。

Googleは2026年9月21日、Google Workspace Marketplaceの新しいアドオン「Workday for Google Sheets」を公式発表しました。

Workday for Google Sheetsは、Workday Adaptive PlanningのデータをGoogle SheetsとGoogle Slidesに直接接続する、Google Workspace Marketplaceで提供されるサードパーティアドオンです。

提供元はWorkdayであり、Google製の新機能やWorkspaceの標準機能として搭載されるものではありません。Adaptive PlanningのAI機能「Ask Workday」と統合されており、Adaptive PlanningのデータをSheetsから直接参照して、手動のCSVダウンロードを省きます。

Workday for Google Sheetsで何が変わる?

これまでAdaptive Planningの数字をSheetsで扱うには、Adaptive Planning側でレポートを出力し、CSVをダウンロードしてSheetsへ取り込む手順が必要でした。取り込んだ時点でデータは固定され、元の計画値が変わるとやり直しになります。

このアドオンを使うと、Adaptive Planningの勘定科目やディメンション、期間をSheetsへライブで取り込めます。財務アナリストや事業責任者は、Sheetsを離れずに動的レポートの作成とアドホックな差異分析を行えると公式発表は説明しています。

AI機能は4つ。それぞれ何をする?

公式発表は、AIを使う機能を4つに分けて案内しています。

機能 公式発表の説明
自然言語による要約と差異分析 質問または提案されたプロンプトで要約を取得し、計画バージョンと実績の比較、期間・カスタムディメンションでの要因分解を行う
自動異常検知 勘定科目階層の全体から、予期しないデータポイント・外れ値・トレンドの変化を特定し、注目すべき差異へ絞り込む
スマート可視化 カスタムクエリに基づくAI生成のチャートと表を表示し、形式の切り替え、新しいスプレッドシートタブへのコピー、Google Slidesへの直接エクスポートを行う
動的アドホックレポート Adaptive Planningの勘定科目・ディメンション・期間をライブでSheetsへ取り込み、要素の再配置とレポートの随時更新ができる

4つは別々の機能として案内されています。「AIが分析してくれる機能」という1つのまとまりではなく、要約、異常の検出、可視化、データ取り込みのそれぞれにAIが入っている構成です。

導入には2つの管理者設定が必要?

このアドオンは、Workday側とGoogle側の両方で管理者の設定が必要です。片方だけの設定では利用を開始できません。

Workday管理者の設定

Workday管理者は、Adaptive Planningの Administration > Permission Sets で、Workday for Google SheetsとAsk Workdayへのアクセスを有効化します。その後、SSOとTenantの設定を確認します。

Google Workspace管理者の設定

続いてGoogle Workspace管理者が、Google Workspace Marketplaceで対象のユーザー・グループ・組織部門を選び、アドオンをインストールします。

組織向けMarketplaceアプリのインストール手順は、Googleの管理者ヘルプにもまとまっています。

利用者の操作

インストール後、利用者はGoogle Sheetsを開き、Extensions > Workday for Google Sheets > Workday からサインインして使い始めます。

対象は誰? ライセンス条件は?

対象はすべてのGoogle Workspace顧客とGoogle Workspace Individualサブスクライバーです。Google側のエディションによる限定は案内されていません。

個人Googleアカウントのユーザーも対象です。一方で、Workday Adaptive Planningのライセンスが必要と明記されています。実質的な利用条件はGoogle側ではなくWorkday側の契約です。Adaptive Planningを契約していない組織では、Marketplaceからインストールしても利用できません。

ロールアウト状況は?

Rapid ReleaseとScheduled Releaseの両ドメインで、2026年9月21日時点ですでに提供開始済みです。段階的展開の案内はありません。

Connected SheetsやGemini連携とは何が違う?

Sheetsに外部データを取り込む手段はほかにもあるため、混同しやすい2つと分けて整理します。

Google提供のConnected Sheetsは、BigQueryのデータをSheetsで分析する機能です。対して今回のアドオンはWorkday製で、接続先はAdaptive Planningに限られます。

Connected Sheets側の使い方は、リストパラメータと列エイリアスの記事で解説しています。

GeminiのThird-Party Connectorsも外部サービスとの連携ですが、GeminiがAsanaやSalesforceなどへMCP経由で問い合わせる仕組みです。Sheetsの中でAdaptive Planningのデータを直接操作する本アドオンとは、接続先と仕組みの両方が異なります。

詳しくはGeminiのThird-Party Connectorsの記事を参照してください。

注意点は?

  • 手動CSVダウンロードが不要になるのは、Adaptive PlanningのデータをSheetsへ取り込む範囲の話です。あらゆるデータ連携でCSVが要らなくなるわけではありません。
  • アドオンの画面や日本語UIラベル、価格、対応するデータ種の細部は、発表時点の公式資料には記載がありません。導入の判断にはWorkday側のドキュメントを確認してください。
  • アドオンとAsk Workdayの有効化はWorkday側の権限設定です。Marketplaceでのインストールだけ、Permission Setsの設定だけでは利用を開始できません。

まとめ

Workday for Google Sheetsは、Adaptive PlanningのデータをSheetsとSlidesへ直接つなぐWorkday製アドオンです。要約・差異分析、異常検知、可視化、動的レポートの4つのAI機能を備え、提供はすでに開始されています。

Kz Point: Kz classでは、導入検討の最初に2点を確認する進め方を勧めます。Workday Adaptive Planningの契約があること、そしてWorkday管理者とGoogle Workspace管理者の双方が設定に関われることです。この2点を確認してから、Marketplaceでのインストールに進んでください。

参考リンク

本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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