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Google Workspace週次アップデートまとめ(2026年9月18日)

Google Workspaceアップデート19分で読めます

2026年9月18日週の10件を解説。Driveの統合データ保護ルール、Meetハードウェアへのルームコード接続GA、Workspace Studioの4機能拡張、Gemini NotebookのExpert Intelligence。

今週のアップデート概要

2026年9月18日のGoogle Workspace Weekly Recapには、10件の更新が掲載されました。先週の12件より少ない週です。

内訳を見ると、Gemini Notebookに関わるものが3件(項目7、9、10)と最も多い構成です。Google Meetが2件(項目4、6)、Drive・Gmail・Gemini連携・Apps Script・Workspace Studioが1件ずつと続きます。項目1、5、8は管理コンソールの設定に関わる発表で、管理者向けの確認事項が含まれます。

まだ展開が始まっていないものもあります。項目2のScheduled Releaseは2026年9月21日から、項目6のScheduled Releaseは2026年9月28日から始まります。項目8の利用者向け機能はRapid Releaseが2026年9月21日、Scheduled Releaseが2026年9月30日からです。過去形で案内すると誤りになります。


1. Driveの統合データ保護ルールによる共有範囲の制御

Google Driveの共有範囲を、共有先と機密度ベースのデータ条件を組み合わせた単一の統合データ保護ルールで制御できるようになりました。従来は信頼ルールとDLPポリシーを別々に管理していました。

データの機密度は分類ラベルまたはDLP条件で評価し、共有先は信頼ルールの条件(組織部門・グループ・ドメイン)で評価します。共有先の制限は3種類です。すべての外部ユーザーとの共有をブロックする方法、指定先を除く内外すべてをブロックするAllowlist、指定先をブロックするDenylistがあります。

対象はEnterprise Standard / Plus、Education Standard / Plusです。Enterprise EssentialsとFrontline Standard / Plusも含まれます。Business系と個人アカウントは含まれません。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年9月14日開始の段階展開です。表示まで最大15日かかります。

注意点は、データ保護ルールでアプリにGoogle Driveを選び、「共有をブロック」オプションを選択して設定することです。エンドユーザー向けの設定はありません。

分類ラベルについては Driveのデータ分類ラベル も参照してください。


2. Gmail検索のAI Overviews世界展開

Gmail検索のAI Overviewsが、Gmailの言語を英語に設定している有料プランのユーザーへグローバルに拡大しました。従来は米国内でのみ提供されていました。

対象はBusiness Starter / Standard / Plus、Enterprise Starter / Standard / Plusです。Frontline Plus、Google AI Pro for Education、AI Expanded Accessも含まれます。

個人向けのGoogle AI Plus / Pro / Ultraも対象ですが、EEA・英国・スイス・日本の個人アカウントは除かれます。

提供状況はトラックで分かれます。Rapid Releaseは2026年9月3日開始済みの段階展開で、Scheduled Releaseは2026年9月21日開始の全展開(1-3日)です。個人アカウントは2026年9月3日開始済みの段階展開です。

注意点は、Gemini for Workspace in GmailとWorkspace IntelligenceのGmailアクセスが有効な場合に既定でオンになることです。利用者側では「Smart features in Gmail, Chat, and Meet」と「Google Workspace smart features」の2つのスマート機能トグルが必要です。

Gmail検索のAI Overviewsについては 英語設定での世界展開 も参照してください。


3. GeminiのMCPサードパーティ連携

Model Context Protocol(MCP)連携により、Geminiからサードパーティツールへ直接接続できるようになりました。連携先はAsana、Atlassian Rovo、HubSpot、Intuit Mailchimp、Intuit QuickBooks、Monday、Salesforceです。Sheets・Gmail・Drive・Docs・ChatなどのWorkspaceアプリから直接やり取りできます。

対象は公式発表の表記どおり、Businessは「Business, Standard, and Plus」、Enterpriseは「Enterprise, Standard, and Plus」です。個人向けのGoogle AI / Pro / UltraとEnterprise Essentials Plusも含まれます。Education Add-onsのGoogle AI Pro for Education、Teaching and Learning、Endpoint Educationも対象です。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で提供開始済みです。

注意点は、Gemini for Workspaceアクセスを持つユーザーに既定でオンになることです。管理コンソールの Apps > Google Workspace Marketplace apps > Apps list で、ドメイン・組織部門・グループ単位に管理できます。利用者はDocs・Sheets・SlidesのGeminiサイドパネルとGoogle Chatからアクセスします。


4. Meetハードウェアへのルームコード接続GA

個人のデバイスから5文字の英数字ルームコードを入力して、近くのGoogle Meetハードウェアへ接続できるようになり、一般提供になりました。超音波による近接検出のConnect Roomが使えない、または無効になっている場合の手動フォールバックです。

プリコール画面の「Connect with room code」ボタンから入力し、コードはハードウェアの画面に表示されます。

対象はGoogle Meetハードウェアを持つすべてのGoogle Workspaceのお客様です。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年9月15日開始の段階展開です。表示まで最大15日かかります。

注意点は、既定でオンになっており、デバイス単位で無効化・再有効化できることです。

Meetハードウェアについては タッチコントローラーのUI更新 も参照してください。


5. Apps Scriptのデータリージョン対応GA

Google Apps Scriptの保存データと実行処理がデータリージョンポリシーの対象になり、一般提供になりました。ポリシーは組織部門・グループ単位で適用されます。

保存の対象はプロジェクトファイル、コード定義、マニフェスト設定、トリガーメタデータ、キーバリューストレージ(Property Service・Cache Service)です。処理の対象はスクリプト実行とコンテナバインドの自動化です。

対象はエディションで範囲が異なります。Enterprise Plusは保存と処理の双方、Education Standard / Plusは保存のみ、Frontline Plusは保存と処理の双方です。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で提供開始済みです。

注意点は、既存のデータロケーションポリシー(Menu > Data > Compliance > Data Regions)に自動で準拠することです。データリージョン詳細設定でDrive / Docsの無効化トグルをオンにしている組織では、リージョン化に対応していないサービスが2026年9月から無効化されます。エンドユーザー向けの設定はありません。

Apps Scriptについては コアサービスとしての再編 も参照してください。


6. Meetホーム画面の会議室・開催場所表示

Google Meetのホーム画面で、今後の会議カードに会議室と物理的な開催場所が表示されるようになりました。

Intelligent Room Prioritizationは、Google CalendarのWorking Location(勤務地)設定と部屋のメタデータを照合し、同じ建物の会議室を最上位にハイライトします。Wayfindingでは管理者が設定した建物・キャンパスマップへのリンクを、Google Maps連携では住所への経路案内を提供します。

「Happening Now」と「Starting Soon」(開始10分未満)は常時表示で、それ以降の会議はホバーで表示されます。

対象はすべてのGoogle Workspaceのお客様とWorkspace Individualです。

提供状況はRapid Releaseが2026年9月14日開始済みの段階展開、Scheduled Releaseが2026年9月28日開始の段階展開で、ともに最大15日です。

注意点は、管理者制御と利用者設定がないことです。会議室情報は管理コンソールの Directory > Buildings and resources の設定から自動入力されます。

Meetホーム画面の表示については 会議室と開催場所の表示 も参照してください。


7. Gemini NotebookのExpert Intelligence

信頼できるソースとGoogle AI製品をつなぐcross-Googleの取り組みとして、Expert Intelligenceが発表されました。10万冊超の大手出版社の書籍が対象です。

購入済みの対応ebookをGoogle Play Booksからノートブックへ追加すると、本文に基づく質問応答や、Infographics・Audio Overviews・Quizzesの生成ができます。米国では18歳以上を対象に、先着で無料書籍が提供されます。

対象はすべてのGoogle Workspaceのお客様、Workspace Individual、個人アカウントです。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で提供開始済みです。

注意点は、Gemini Notebook・Google Play・Google Booksがすべてオンの組織部門にいることが前提であることです。共有ノートブックでebookと対話するには、受信者も対象のPlay Book ebookを購入している必要があります。

Gemini Notebookの管理については 監査ログの追加 も参照してください。


8. Workspace Studioのカスタムスターター / ステップ・3P連携・Webhook

Workspace Studioに4つの機能が追加されました。他アプリのイベントでフローを起動するリアルタイムトリガーのカスタムスターターと、Apps Scriptなどのカスタムロジックを組み込むカスタムステップです。あわせてサードパーティ連携(Beta)と、外部エンドポイントへHTTPリクエストを送るWebhookが加わりました。

サードパーティ連携の対象はAsana・Confluence・Hubspot・Jira・Mailchimp・Quickbooks・Salesforce・Slackの8件です。

対象はBusiness Starter / Standard / Plus、Enterprise Standard / Plus、Education Fundamentals / Standard / Plusです。Google AI Pro for Education、Teaching and Learning、AI Expanded Accessも含まれます。

ただしWebhookのURL allowlistは、Business Plus・Enterprise Standard / Plus・Education Standard / Plusのみです。

提供状況は管理コンソール設定と利用者向け機能で分かれます。管理コンソール設定はRapid / Scheduledとも2026年9月17日開始の全展開(1-3日)です。利用者向け機能はRapidが2026年9月21日開始の全展開(1-3日)、Scheduledが2026年9月30日開始の段階展開(最大15日)です。

注意点は、4機能とも既定でオフであり、管理者が Apps > Google Workspace > Workspace Studio で有効化することです。承認要件はApprovalsで変更し、webhookはSensitive Stepsの承認設定に従います。

管理者制御については Workspace Studioのエンタープライズ向け制御 も参照してください。


9. Geminiのノートブックが学校・組織向けに

2026年4月に発表された個人向けのnotebooks in Geminiが、すべての年齢の学生・教育者・プロフェッショナルへ拡大しました。

Geminiアプリの左サイドパネルにある「New notebook」から開始し、ソースは最大10個追加できます。

対象はEEA以外のすべてのGoogle Workspaceのお客様とWorkspace Individual、およびグローバルの個人アカウントです。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年9月14日開始済みの段階展開です。表示まで最大15日かかります。

注意点は、既定でオンになっていることです。Gemini AppとGemini Notebookの両方がオンのグループ・組織部門のユーザーが利用できます。


10. Gemini Notebookの新学期向け学習機能

Gemini Notebookに新学期向けの5つの学習機能が追加されました。

音声レコーダーでは、モバイルアプリで講義やメモを録音し、ソースと同じノートブックに保存できます。ノートブックとのリアルタイム会話は18歳以上が対象で、約100言語に対応し、ソースに基づく応答を途中で中断できます。インタラクティブ学習オーバービューはReports配下にあり、要約とクイズ・フラッシュカード・マインドマップを組み合わせます。

試験対策も強化され、短答・多肢選択・穴埋めの新しい形式に対応し、直近の成績をノートブックとチャットで確認したり、クイズやフラッシュカードを編集したりできます。Short Video Overviewsは80言語超に対応し、約60秒の動画として共有できます。

対象はすべてのGoogle Workspaceのお客様、Workspace Individual、個人アカウントです。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年9月15日開始済みの延長展開です。15日を超える可能性があります。

注意点は、Gemini Notebookがオンのグループ・組織部門のユーザーに提供されることと、利用者向けの設定がないことです。


今週のポイント

まず確認したいのは、まだ始まっていない展開が3件あることです。項目2のScheduled Releaseは2026年9月21日から、項目6のScheduled Releaseは2026年9月28日からです。項目8の利用者向け機能はRapidが2026年9月21日、Scheduledが2026年9月30日からです。すでに使える前提で社内へ案内すると、実際に使える日とずれてしまいます。

次に、対象エディションの含まれ方が項目ごとに異なります。項目1はBusiness系と個人アカウントを含みません。項目5はEnterprise PlusとFrontline Plusが保存と処理の双方、Education Standard / Plusが保存のみです。項目8のWebhook URL allowlistは上位エディションに限られます。横並びで覚えると取り違えやすい週です。

地域の扱いも項目で違います。項目2は個人向けGoogle AIプランのうちEEA・英国・スイス・日本の個人アカウントを除外し、項目9はWorkspace顧客とWorkspace IndividualがEEA以外のみで個人アカウントはグローバルです。

既定値の確認も必要です。項目3と項目9は既定でオン、項目8は4機能すべて既定でオフです。Workspace Studioの新機能を使う予定がある組織は、管理コンソールで有効化の手順を確認してください。


まとめ

2026年9月18日週は10件で、Gemini Notebook関連が3件を占める週でした。Driveの統合データ保護ルール(項目1)やWorkspace Studioの4機能拡張(項目8)は管理コンソールの設定に関わる変更で、Meetハードウェアへのルームコード接続(項目4)は現場の会議運用に関わる発表です。

展開時期は項目ごとに、また項目8のように管理設定と利用者向け機能で分かれています。社内へ共有する際は、提供済みの機能とこれから始まる展開を分けて伝えることをおすすめします。


参考リンク

出典: Google Workspace Updates 公式発表


本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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