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Google Workspace週次アップデートまとめ(2026年7月3日)

今週のGoogle Workspaceアップデート9件をまとめ。組織部門(OU)単位のMDM権限割り当て、GeminiアプリのデータリージョンEU/US対応、Drive内でのAsk Geminiのモバイル対応など。既存詳細記事へのリンクも含めて解説します。

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今週のアップデート概要

2026年7月3日週のGoogle Workspace Updatesブログで発表されたアップデートをまとめてお届けします。

今週は9件のアップデートがありました。管理者向けにはMDM権限のOU単位割り当てやGeminiアプリのデータリージョン対応が追加されました。モバイルではDriveのAsk Gemini・AI Overviews・Gmail委任アカウント操作など「PCでできたことをスマホでも」という流れが目立ちます。このうち6件には既に詳細解説記事があります。本記事ではポイントのみまとめ、詳細記事へのリンクを記載しています。


1. Google Meetの帯域幅制限設定が更新

Meetの高解像度ディスプレイ向け動画品質改善に合わせ、Admin Consoleの帯域幅制限設定の挙動が更新されました。

対象はすべてのGoogle WorkspaceのMeet管理者です。提供状況はRapid Release / Scheduled Releaseで2026年6月29日開始の段階展開です。注意点は、既存設定が自動反映され、帯域幅制限を設定していない組織には影響しないことです。

詳細は Google Meet の帯域幅制限設定が更新。ダウンリンクにも適用、2者間通話のアップリンク帯域幅も増加 をご覧ください。


2. Gemini Canvasの作品をGoogle Classroomへ直接共有

教育者・学生がGemini Canvasで作成したWebサイトやクイズ、インタラクティブゲーム、インフォグラフィックなどを、Google Classroomの課題や投稿へ直接添付できます。

対象はEducation Fundamentals / Standard / Plusの教育者・学生です。提供状況はRapid Release / Scheduled Releaseで2026年6月29日より提供中です。注意点は、Geminiが有効なグループまたはOU所属ユーザーに限定されることです。Businessや個人アカウントは対象外です。

詳細は Gemini Canvasの作品をGoogle Classroomへ直接共有——教育者・学生の授業活用が加速 をご覧ください。


3. 組織部門(OU)単位でモバイルデバイス管理の管理者権限を割り当て可能に

モバイルデバイス管理(MDM)の管理者権限委任について、より細かい制御ができるようになりました。従来は組織全体に対する権限付与が中心でしたが、今回のアップデートで特定の組織部門(OU)に限定した権限付与が可能になります。

必要なOUだけに管理者権限を絞り込めるため、大規模組織で情シス部門の権限をチーム・部署単位に分割したい場合や、特定拠点のデバイス管理のみを外部委託先に任せたい場合などにセキュリティレイヤーを一段追加できます。

提供状況は公式発表の管理者権限更新に準拠します。注意点は、権限範囲をOUに限定する管理者設定であり、必要なOUだけに委任範囲を絞る設計であることです。

  • 対象: モバイルデバイス管理を利用する全Google Workspaceプラン
  • 設定場所: Admin Console › デバイス管理 › モバイルデバイス管理の管理者ロール設定

4. Geminiアプリがデータリージョン対応(EU/US)に

Geminiアプリが組織のデータリージョン要件に対応しました。ただし、保存と処理の両方が地域固定されるか、保存のみが地域固定されるかはエディションによって異なります。

提供状況は公式発表に準拠します。注意点は、エディションによって保存のみ対象か、保存・処理の両方が対象かが分かれることです。

  • Enterprise Plus・Frontline Plus: 保存・処理の両方をEUまたはUSに固定可能
  • Education Plus・Education Standard: 保存のみをEUまたはUSに固定可能(処理の地域固定は対象外)

いずれのエディションも組織部門(OU)単位での細かい設定に対応します。EUの顧客データ保護規制などへの対応でデータの保存地域が問われる組織にとって重要な設定ですが、特にEducationエディションの管理者は「処理は地域固定されない」点を見落として過大な想定をしないよう注意してください。既にGoogle Workspaceでデータリージョンを設定済みの組織は、Geminiアプリ側の設定もあわせて確認することをおすすめします。

  • 対象: Enterprise Plus・Frontline Plus・Education Plus・Education Standard
  • 設定場所: Admin Console › アカウント › データリージョン

5. Google SlidesでGeminiがネイティブなプレゼン資料を一発生成

単一のプロンプトから、複数スライドで構成されるネイティブなプレゼンテーションを作成できるようになりました。Google Drive内の既存コンテンツを土台にしたり、別のプレゼンテーションのスタイルに合わせたりしながら、そのまま編集できるスライドを生成できます。

対象はBusiness Standard / Plus、Enterprise Standard / Plus、Google AI Pro / Ultraです。Google AI Pro for Education Add-onとAI Expanded Accessも対象です。提供状況はRapid Release / Scheduled Releaseで2026年6月29日から15日以上の段階展開です。注意点は、Business Starter / Essentialsが対象外で、現時点では英語のみ対応であることです。

詳細は GeminiがGoogle Slidesでネイティブなプレゼン資料を一発生成できるようになった をご覧ください。


6. Drive内の「Ask Gemini」機能がモバイルアプリに対応

2026年4月にWeb版で一般提供が開始されていたDrive内の「Ask Gemini」機能が、Android・iOS版のDriveアプリにも展開されました。

ファイルの内容についてその場で質問し、要約や関連情報の抽出をGeminiに依頼できる機能です。外出先でスマートフォンからDrive内のファイルを確認するときも、PC版と同じ感覚でGeminiに質問できます。

提供状況はモバイル対応として公式発表に準拠します。注意点は、Web版と同じ利用条件・Gemini機能の有効化が前提になることです。

  • 対象: Drive Android / iOSアプリ利用者
  • 前提: Web版と同様の利用条件(対象エディション・Gemini機能の有効化)に準拠

7. Gmailの委任アカウント、スマホアプリから直接操作できるように

これまでWebブラウザ経由でのみ可能だったGmail委任アカウントの操作が、iOS・Android版Gmailアプリからも行えるようになりました。

対象はGoogle Workspace、Google Workspace Individual、個人GoogleアカウントのGmail委任利用者です。提供状況はAndroidが2026年7月8日、iOSが2026年7月29日までに展開完了予定です。注意点は、既存のWeb版委任設定が前提で、この機能専用の管理者設定はないことです。

詳細は Gmailの委任アカウント、スマホアプリから直接操作できるように をご覧ください。


8. Drive AI Overviews、スマホアプリでも使えるように

2026年4月にWeb版で一般提供が開始されていたDrive AI Overviewsが、Android・iOS版のDriveアプリにも展開されました。

対象はBusiness Standard / Plus、Enterprise Standard / Plus、Google AI Pro / Ultra、Google AI Pro for EducationのDrive利用者です。提供状況は2026年6月26日からRapid Release / Scheduled Releaseで15日以上の拡張展開です。注意点は、Gemini for Workspace in Driveとスマート機能の有効化が前提になることです。

詳細は Drive AI Overviews、スマホアプリでも使えるように をご覧ください。


9. Google Sheetsが3D棒グラフの取り込みに対応

Google Sheetsが3D棒グラフを含むファイルのインポートに完全対応しました。従来はMicrosoft Excelなどから3D棒グラフを含むファイルを取り込むと2Dグラフとして表示されていましたが、今回のアップデートで元の見た目を保ったまま取り込めるようになります。

対象はすべてのGoogle Workspaceユーザーと個人Googleアカウントです。提供状況はRapid Releaseが利用可能、Scheduled Releaseが2026年7月13日から最大15日で段階展開です。注意点は、新規3Dグラフ作成機能ではなく、外部ファイル取り込み時の互換性改善であることです。

詳細は Google Sheetsが3D棒グラフの取り込みに対応:Excel資料の見た目を保ちやすく をご覧ください。


今週のポイント

今週は「管理者向け制御の細分化」と「モバイルでのAI機能拡充」が2大テーマです。

MDM権限のOU単位割り当てと、GeminiアプリのデータリージョンOU単位設定は、いずれも大規模組織や規制対応が必要な組織にとって管理の柔軟性を高める変更です。中小企業では即座に影響する設定ではありませんが、今後組織が拡大した際の選択肢として覚えておくとよいでしょう。

モバイル側では、Drive内のAsk Gemini・AI Overviews、Gmail委任アカウント操作など、これまでPC限定だった機能が続々とスマートフォンに展開されています。外出先での業務比率が高いチームほど恩恵を受けやすい変化です。


まとめ

管理者の方へ: OU単位のMDM権限割り当てとGeminiアプリのデータリージョン設定は、いずれもAdmin Consoleから設定します。組織のセキュリティ・コンプライアンス方針に応じて見直しを検討してください。

ユーザーの方へ: スマートフォンからDriveのファイルについてGeminiに質問したり、Gmail委任アカウントを操作したりできるようになりました。外出先での業務がよりスムーズになります。

来週も最新情報をお届けします。


参考リンク


本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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