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Google Sheetsのコンボチャート機能が強化:新しいプリセットとExcel互換性の向上

Google Sheetsのコンボチャート(複合グラフ)機能に「クラスタード列-折れ線」「クラスタード列-折れ線(第2軸)」「カスタムコンボ」のプリセットが追加されました。Excelファイルインポート時の第2軸設定保持にも対応し、単位やスケールの異なる指標を1枚のグラフでまとめやすくなります。

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Google Sheetsのコンボチャート(複合グラフ)機能が強化されました。2026年7月20日のGoogle Workspace Updatesで、「クラスタード列-折れ線」「クラスタード列-折れ線(第2軸)」「カスタムコンボ」という3種類のプリセットの追加が発表されています。あわせて、Excelファイルをインポートする際に第2軸の設定が保持されるようになりました。

何が変わったのか

Google Sheetsには、これまでも系列ごとにグラフの種類を指定してコンボチャートを組む機能がありました。ただし、棒グラフと折れ線グラフを軸ごと分けて組み合わせたい場合など、系列ごとの設定を1つずつ手作業で調整する必要がありました。

今回のアップデートで、よく使う組み合わせ方をあらかじめ用意したプリセットとして、次の3種類が選べるようになります。

  • クラスタード列-折れ線は、棒グラフと折れ線グラフを同じ軸で組み合わせるプリセット
  • クラスタード列-折れ線(第2軸)は、棒グラフと折れ線グラフをそれぞれ別の軸(第2軸)で表示するプリセット
  • カスタムコンボは、系列ごとにグラフの種類(棒・折れ線など)を個別に指定できるプリセット

あわせて、Microsoft Excelなどのファイルをインポートする際、第2軸の設定が保持されたまま取り込めるようになりました。従来はインポート時に第2軸の設定が失われてしまい、Excel資料をSheetsで開き直すと軸構成を作り直す手間が発生していました。

コンボチャートが役立つ場面

コンボチャートは、単位やスケールが異なる複数の指標を1枚のグラフで見せたいときに効果を発揮します。

たとえば、売上金額(円単位)と成約率(%単位)を並べて見せたい営業レポート、アクセス数とコンバージョン率を一緒に確認したいWeb解析レポートなどが典型的な例です。これまでもコンボチャート自体は作成できましたが、系列ごとに軸とグラフの種類を手動で割り当てる手間がありました。「クラスタード列-折れ線(第2軸)」のプリセットを使えば、売上金額の軸と成約率の軸を分けた組み合わせを、より少ない操作で設定できます。

カスタムコンボは、複数系列のうち特定の系列だけを折れ線で目立たせたい、目標値だけを別グラフ種にしたいといった、細かい見せ方の調整に向いています。

Excelとの互換性改善

社外とのやり取りでExcelの売上レポートやKPIダッシュボードを受け取り、Google Sheetsで確認・編集するケースは少なくありません。今回のアップデートで、Excel側で第2軸を使ったコンボチャートを作っていても、Sheetsへのインポート後にその設定が保持されるようになりました。

これにより、取引先から受け取ったExcel資料をSheetsで開いたときに、グラフの軸構成を作り直す確認作業を減らせます。Excelからの移行を進めている組織にとっても、コンボチャートを含む資料の再現性が上がる実務的な改善です。

対象範囲と管理者が確認すること

対象は、すべてのGoogle Workspace顧客および個人のGoogleアカウントです。特定のエディションに限定された機能ではありません。

管理者向けの設定は不要です。Googleの発表では、この機能に管理者向けの制御項目はないとされています。有効化やオン・オフの切り替えといった管理コンソール側の操作は必要ありません。

ロールアウトスケジュール

Rapid Releaseドメインでは2026年7月20日から、Scheduled Releaseドメインでは2026年8月4日から、それぞれ最大15日かけて段階的に展開されます。組織によって表示開始のタイミングが前後する点に留意してください。

使うときの注意点

コンボチャートは複数の指標を一度に見せられる分、詰め込みすぎると逆に読み取りにくくなります。軸ラベル・凡例を省略せず、どの系列がどちらの軸を参照しているかを明示することが大切です。

また、「カスタムコンボ」で系列ごとにグラフ種類を自由に組み合わせられるようになった一方で、比較したい指標が本当に複合グラフでないと表現できないのかは一度立ち止まって考える価値があります。単純な比較であれば、従来通り単一のグラフ種類のほうが読み手にとって分かりやすいこともあります。

まとめ

Google Sheetsのコンボチャート機能強化は、単位やスケールの異なる複数指標を1枚のグラフでまとめて見せたい場面で役立つアップデートです。特に、売上とKPIを一緒に報告したい営業・マーケティング資料や、Excelで作られたコンボチャート入りの資料をSheetsで扱う組織にとっては、グラフ作成や取り込み後の手直しの手間を減らせます。

管理者側の設定は不要なため、対象ドメインに展開され次第、そのまま利用できます。

参考リンク


本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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