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Google Calendarのゲストリストに代理担当者が表示に

Google Workspaceアップデート7分で読めます

Web版Google Calendarのゲストリストで、スケジュール調整を代理で行う担当者が名前の横にアイコンで表示されるようになりました。マウスオーバーで代理担当者を確認し、そのままチャットで連絡できます。

ゲストリストで「代理」がひと目でわかるように

「この役員に会議を打診したいけれど、スケジュール調整は誰に連絡すればいいのだろう」

役員や管理職のカレンダーは、秘書やアシスタントが代理で管理しているケースが少なくありません。これまでは、会議のゲストリストを見ても「この人には代理の担当者がいるのか」「連絡先は誰か」までは分かりませんでした。

2026年7月のアップデートで、Web版Google Calendarのゲストリストに、代理(delegate)でスケジュール調整を補佐している担当者を示すアイコンが表示されるようになりました。なお、この機能はWeb版(ブラウザ版)のGoogle Calendarが対象で、Android・iOSのモバイルアプリは公式発表の対象に含まれていません。

今回のアップデートとは

名前の横にアイコンが表示される

Web版Google Calendarの会議ゲストリストで、スケジュール調整を補佐する担当者が登録されているリーダーの名前の横に、視覚的なインジケーター(アイコン)が表示されます。

このアイコンにマウスオーバーすると、代理担当者の情報が表示されます。さらに、その場から代理担当者とのチャットを直接開始できるため、「誰にスケジュール調整を依頼すればよいか」をすぐに把握して連絡できます。

複数のアシスタントがいる場合はアイコンも複数並ぶ

1人のリーダーに複数のアシスタントが登録されている場合は、そのすべてが表示されます。名前の横にアイコンが複数並び、それぞれにマウスオーバーすると各担当者の情報を確認できます。

3つの画面で表示される

このアイコンは、Web版Google Calendarの次の3つの画面で表示されます。

  • 予定の詳細画面
  • フルスクリーンの予定作成画面
  • サイドバイサイド(並列表示)のスケジュール調整画面

会議を作成するときも、既存の予定を確認するときも、代理担当者の存在に気づけます。

中小企業での活用シーン

役員・社長のスケジュール調整

総務や秘書が社長・役員のカレンダーを代理で管理している場合、社内外の相手が会議を打診する際に「まず誰に連絡すればよいか」で迷うことがありました。ゲストリストに代理担当者が表示されるようになれば、調整の窓口がすぐに分かり、そのままチャットで連絡できます。

取引先との会議調整

社外の相手を含む会議でも、委任元のリーダーに代理担当者がいると分かるため、日程調整のやり取りはスムーズになります。相手を長く待たせず、代理担当者へ直接確認を回せます。

部門をまたぐ会議の設定

複数部門のメンバーを集める会議では、スケジュール管理者がそれぞれ異なるケースもあります。ゲストリスト上で代理担当者を確認できると、調整の連絡先が明確になり、会議設定にかかる手間を減らせます。

対象エディションとロールアウト

対象は、すべてのGoogle Workspaceエディション、Workspace Individual、個人Googleアカウントです。特定のエディションに限定された機能ではありません。

ロールアウトのスケジュールは次のとおりです。

  • Rapid Releaseドメイン: 2026年7月23日から段階的に展開(表示まで最大15日間)
  • Scheduled Releaseドメイン: 2026年8月3日から展開(表示まで1〜3日間)

注意点

対象はWeb版(ブラウザ版)のGoogle Calendar

公式発表では、この機能の対象を「Google Calendar on the web」と明示しています。つまり、パソコンのブラウザで開くWeb版が対象で、Android・iOSのモバイルアプリは公式発表の対象に含まれていません。モバイルアプリでアイコンが見当たらない場合でも、ロールアウトの遅れや設定不備とは限りません。

カレンダーの共有権限ではなくアシスタント関係を参照する

アイコンが出る条件は、カレンダーの代理アクセス(共有権限の委任)ではありません。公式発表は “delegate” という名前を使っていますが、この機能はカレンダーの共有権限とは独立しており、PeopleAPIをデータ元にしていると明記しています。

参照されるのはPeopleAPIの「Assistant」「Admin Assistant」「Exec Assistant」という3つの関係です。そのため、アイコンに出る情報はGoogle Contacts(連絡先)に登録されているデータと一致します。

したがって、カレンダーの代理アクセスを設定してもアイコンは表示されません。逆に代理アクセスを設定していなくても、アシスタント関係が登録されていればアイコンは表示されます。

管理者向けの設定は存在しない

この機能には管理者向けの設定項目がありません。管理者側で有効化や無効化を行う操作は不要です。利用者側でも特別な設定は必要なく、ゲストリストのアイコンにマウスオーバーするだけで代理担当者の情報を確認できます。

ただし、機能のON/OFFを切り替える管理者設定がないことと、アイコンの元になるデータを登録することは別の話です。組織のユーザーにアシスタント関係を設定するのは管理者の作業です。

Admin SDKのDirectory APIが持つuser relationsを使います。関係の種類はassistant / admin_assistant / exec_assistantで、担当者のメールアドレスを指定します。

なお、公式発表が述べているのは「Google Contacts(連絡先)に表示されるデータと一致する」ことまでです。個人が自分のGoogle Contactsにアシスタントを追加した場合、それが他の参加者のゲストリストにも反映されるかは明言されていません。組織として表示させたい場合は、管理者側のディレクトリ設定で登録してください。

表示は順次展開される

段階的なロールアウトのため、アップデート適用直後は環境によってアイコンが表示されない場合もあります。上記のロールアウト期間を目安に、順次表示されるのを待ってください。

まとめ

  • Web版Google Calendarの会議ゲストリストで、代理でスケジュール調整を補佐する担当者がアイコンで表示されるようになった

  • アイコンにマウスオーバーすると代理担当者を確認でき、そのままチャットで連絡できる

  • 表示条件はカレンダーの共有権限ではなく、Google Contactsに登録されたアシスタント関係である

  • 1人のリーダーに複数のアシスタントが登録されていれば、アイコンも複数並ぶ

  • 予定の詳細・フルスクリーンの予定作成・サイドバイサイドの3画面で表示される

  • 対象はすべてのGoogle Workspace顧客・Individual契約者・個人アカウントで、管理者設定は不要

  • Rapid Releaseは2026年7月23日から、Scheduled Releaseは2026年8月3日から順次展開

役員や管理職のスケジュール調整を代理で行う運用が多い組織にとって、会議設定時の「誰に連絡すればよいか」という手間を減らす実用的なアップデートです。


参考リンク:

出典: Google Workspace Updates 公式発表

関連記事:

上の関連記事が扱うカレンダーの代理アクセスは、本記事のアイコン表示とは別の仕組みです。あちらはカレンダーの共有権限を委任する機能で、こちらはGoogle Contactsのアシスタント関係を参照する機能です。


本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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