Connected Sheetsにリストパラメータと列エイリアスが追加
Connected Sheetsで、シート上の範囲を使ったList parametersと、BigQuery列名に別名を付けるColumn aliasingが使えるようになりました。BigQuery接続が前提の中で、入力シートの運用と列名の見せ方を整えやすくなります。
Connected Sheetsは、BigQueryのデータをGoogle Sheetsで扱うときに便利な機能です。今回は、その見え方と入力方法を少し扱いやすくする2つの改善が入りました。
1つ目は List parameters です。シート上のセル範囲を選ぶだけで、複数の値を1つのリストパラメータとして渡せるようになりました。選んだ範囲の各セルが、リストの1要素として扱われます。
2つ目は Column aliasing です。BigQueryの列名に、Connected Sheetsの中で別名を付けられるようになりました。表示を読みやすくしながら、元の列名とのつながりも保てます。
この発表は2026年8月11日付です。公開時点ではRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で展開中で、2026年8月15日までに完了する見込みです。
何が変わったのか
List parametersは、入力用のシートを用意しておきたい場面で効きます。たとえば部門名や店舗名をセルに並べておけば、その範囲をまとめて条件にできます。利用者はシート上で値を選ぶだけでよく、クエリ本体を書き換えなくて済みます。
Column aliasingは、BigQuery側の列名が長いときに見やすさを足せます。数式や入力の文脈では、覚えやすい名前を使えるようになります。
Connected Sheets経由でBigQueryを扱う話は、これまでもいくつか出ています。BigQuery ML予測の話は Google Workspace週次アップデートまとめ(2026年2月20日) の項目3にあります。ピボットテーブル改善は Google Workspace週次アップデートまとめ(2025年10月31日) の項目11です。
中小企業で効く場面
SQLを書ける人が1人しかいない会社では、条件を変えるたびにその人へ依頼が集まりがちです。List parametersを使えば、入力用シートを整えるだけで、他のメンバーが自分で絞り込みできます。
営業や在庫の集計でも、似た使い方ができます。店舗名や商品群をシートに置いておき、必要な範囲を選ばせれば、クエリを触らずに切り替えられます。
列名が長いBigQueryのデータでも、Column aliasingがあると画面上の見通しがよくなります。説明用の資料を作るときに、見出しの読みやすさを整えやすくなります。
対象プランと提供状況
すべてのGoogle Workspaceのお客様と、個人のGoogleアカウントの利用者が対象です。
この機能は特定のエディションに限られません。対象範囲が広いので、Google SheetsでBigQueryを使う組織なら確認しておきたい変更です。
Rapid ReleaseとScheduled Releaseの両ドメインで展開中です。公式発表そのものの掲載日は2026年8月11日で、展開は2026年8月15日までに完了する見込みです。
注意点
Connected SheetsはBigQueryに接続して使う機能のため、BigQuery側の準備がない組織では今回の2機能も使えません。
列エイリアスはConnected Sheets上の表示を変えるだけで、BigQuery側の列名そのものは変わりません。
この機能に管理者向けの制御はなく、利用者側の設定もありません。
公式発表には、選択できるセル数の上限は書かれていません。空セルや重複値の扱いも未記載です。
列エイリアスがエクスポートやAPI経由の参照にどう反映されるかも、公式文面では確認できませんでした。必要なら実データで試してから運用に入れると安全です。
まとめ
List parametersで、シート上の範囲をそのまま複数値の条件にできます。Column aliasingで、BigQuery列名の見せ方も整えやすくなりました。
どちらもConnected SheetsとBigQueryが前提です。入力用シートの運用を整えたい現場では、今回の改善は地味でも効きます。
参考リンク
- Google Workspace Updates: New usability features in Connected Sheets
- Google ドキュメント エディタ ヘルプ: BigQuery のデータを Google スプレッドシートで使う
本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。