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GeminiがAsanaやSalesforceとMCPで直接連携可能に

Google Workspaceアップデート6分で読めます

GeminiがMCP連携でAsana・Atlassian Rovo・HubSpot・Salesforceなど7サービスと直接連携できます。管理者はAdmin Consoleで、有効にするサードパーティコネクタを制御できます。

案件管理も会計も、別タブを開かずにGeminiへ聞きたい

見積もりの数字を確認するためにSheetsを開き、顧客の状況を見るためにSalesforceへ移り、タスクの進み具合はAsanaで確認する。業務の途中でツールを行き来するたびに、手が止まります。

2026年9月15日、Googleはこの手間を減らすアップデートを発表しました。Gemini in Workspaceが、外部の業務ツールと直接やり取りする形になります。

GeminiがModel Context Protocol(MCP)統合を通じて、次の7サービスと直接やり取りできるようになりました。

  • Asana
  • Atlassian Rovo
  • HubSpot
  • Intuit Mailchimp
  • Intuit QuickBooks
  • Monday
  • Salesforce

何が変わったのか

Model Context Protocol(MCP)は、AIモデルが外部のツールやデータへ接続するための共通の取り決めです。今回の更新は、その仕組みを使ってGeminiとサードパーティのサービスをつなぐものです。

Sheets、Gmail、Drive、Docs、Chatなど各Workspaceアプリを横断して使えます。Googleの説明では、タブの切り替え、ファイルのダウンロード、作業の中断をせずに、これらのサービスの情報へアクセスできるとされています。

Workspaceの中で作業しながら、案件・顧客・請求といった外部ツール側のデータをGeminiに尋ねられるイメージです。「Geminiと外部ツールをつなぐ方法」を探している方の本当の悩みは、ツール間の往復で削られる集中力と時間でしょう。今回のMCP連携は、その往復を減らす方向の更新です。

管理者は何を確認すればよいか

管理者にとって最初の注意点は、この機能が最初から有効な点です。

この機能はGemini for Google Workspaceアクセス権を持つユーザーにデフォルトでONになります。管理はAdmin Consoleの「Apps > Google Workspace Marketplace apps > Apps list」で、ドメイン・組織部門・グループ単位に行えます。

管理者は、組織でどのサードパーティコネクタを有効にするかを選べます。アクセスポリシーもここで設定します。

デフォルトONなので事前確認が必要です

Geminiを使えるユーザーに自動で有効になるため、社外SaaSとの接続を統制したい組織は、展開後に慌てて止めるより先に設定画面を見ておくほうが確実です。

  • 会計データ(QuickBooks)や顧客データ(Salesforce、HubSpot)を、AIから参照させてよいか
  • 全社で許可するのか、特定の組織部門やグループに限定するのか
  • 無効にしたいコネクタが含まれていないか

上の3点を、利用が広がる前に決めておくと運用が落ち着きます。設定の詳細は、公式の管理者向けドキュメント「Managing third-party connectors for Gemini」を参照してください。

一般の利用者はどこから使うのか

管理者がコネクタを有効にすると、利用者はDocs・Sheets・SlidesのGeminiサイドパネル、およびGoogle Chatからサードパーティコネクタにアクセスできます。

一般利用者が自分で行う追加設定は、公式発表には書かれていません。管理者の設定が済めば、普段使っているGeminiの入口から使い始められる形です。

Sheetsで表を作りながら、その場でQuickBooksの数値をGeminiに尋ねる。Chatで進めている会話の中から、Asanaのタスク状況を確認する。こうした流れを想定した機能です。

対象エディション

対象は次の5区分です。

区分 対象エディション
Business Business、Standard、Plus
Enterprise Enterprise、Standard、Plus
Consumer Google AI、Pro、Ultra
その他 Enterprise Essentials Plus
Education Add-ons Google AI Pro for Education、Teaching and Learning、Endpoint Education

Geminiの利用権限を持つユーザーが前提のため、Geminiを使える契約かどうかの確認が先になります。

ロールアウト状況

Rapid ReleaseドメインとScheduled Releaseドメインの両方で、2026年9月15日の発表時点から利用できる状態(Available now)です。

段階的な展開を待つ必要はなく、対象エディションの組織ではすでに管理画面に設定項目が表示されている可能性があります。

中小企業での使いどころ

大企業向けの機能に見えますが、7サービスのうちHubSpot、Mailchimp、QuickBooks、Asana、Mondayは、小さな組織でもよく使われる顔ぶれです。

Google Workspaceを軸に、顧客管理や請求、タスク管理を外部サービスに置いている組織は少なくありません。

情報が複数のツールに散らばっている前提で、Geminiを窓口にして探す時間を減らせる可能性があります。

一方で、導入前に決めておきたい点もあります。

  • 外部サービスとの接続を、どこまで社内ルールで認めるか
  • 参照させるデータの範囲を、誰が最終的に判断するか
  • 契約しているサービスがコネクタの対象7サービスに含まれているか

Kz Point: 私たちKz classなら、便利さより先に、管理者がコネクタを選ぶ画面を確認します。デフォルトONの機能は、放置すると意図しない範囲まで広がるためです。

まとめ

GeminiがMCP統合を通じて、7つの外部サービスと直接やり取りできる形になりました。

Workspaceの各アプリから、タブを切り替えずに外部ツールの情報へ届きます。

管理者はAdmin Consoleで、有効にするコネクタとアクセスポリシーを制御します。

デフォルトONなので、まず設定画面を確認し、どのコネクタを許可するか決めてから利用者へ案内する流れが安全です。

出典: Google Workspace Updates 公式発表

参考リンク


本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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