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Google Workspace週次アップデートまとめ(2026年9月4日)

Google Workspaceアップデート14分で読めます

Google Workspace週次まとめ2026年9月4日の8件を解説。Google Pics一般提供、MeetハードウェアのAndroid移行、Workspace Studioの新ステップ、Gemini Notebookの監査ログ。

今週のアップデート概要

2026年9月4日のGoogle Workspace Weekly Recapには、8件の更新が掲載されました。先週の11件より件数は減りましたが、展開スケジュールとエディションの型が多く、読み違えやすい週です。

内訳を見ると、Google Meetに関わるものが3件、Gemini関連が3件、Workspace StudioとGoogle Vidsが1件ずつです。まだ展開が始まっていないものも3件あり、公開時点ではすべて始まっているわけではありません。

すでに始まっている項目と、これから始まる項目を分けて読む必要があります。項目3のScheduled Releaseは2026年9月15日から、項目4のDrive/Chatステップ本体は2026年9月8日から、Gmailステップ本体は2026年9月14日からです。過去形で案内すると誤りになります。


1. Google Meetで共同発表者をワンクリック追加

Ask Gemini in Meetのパネルに、Geminiが共同発表者を提案する機能が加わりました。提案が出たら1クリックで、他の参加者にGoogle Slidesの共同発表を許可できます。

提案が出るのは、Slidesの主発表者がChromeまたはEdgeで会議に参加している場合だけです。さらに、他の参加者からの英語の合図が必要です。「Can you please add me as a co-presenter?」や「Next slide please」のような発話がトリガーになり、日本語などほかの言語では反応しません。

対象はBusiness StandardとPlus、Enterprise StandardとPlus、Google AI Pro for Education、Frontline Plusです。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年8月31日開始の段階展開です。表示まで最大15日かかります。

注意点は、Ask Gemini in Meetを有効にしている組織では、この機能は既定がオンです。トリガーとなる合図は英語に限られるため、日本語だけの会議では提案が出ないこともあります。


2. Google Meetハードウェアの重点をChromeOSからAndroid(AOSP)へ

Googleは、Google Meetハードウェアの開発の重点をChromeOSからAndroid(AOSP)へ移す方針を発表しました。Logitech、Neat、HP Polyと連携し、2027年には大規模会議室向けのAndroidデバイスを投入する予定です。

ChromeOS製デバイスのサポートが打ち切られるわけではありません。新しめのモデルは2030年9月までサポートが続き、セキュリティパッチや安定性の更新、ChromeOSのリリースも従来どおり継続します。一方で、製造・販売の終了時期が示されました。Logitech / CTLのGoogle Meet Compute Systemが2027年2月、ASUSのGoogle Meet Compute Systemが2027年4月です。

対象はGoogle Meetハードウェアを使う組織です。

提供状況は、公式発表に段階展開のスケジュールやエディションの記載がありません。開発方針とサポート期限を告知するものです。

注意点は、ChromeOS機の追加購入を予定している組織は、製造・販売終了の時期を踏まえて早めに手配したほうがよいことです。認定Android(AOSP)デバイスは複数の会議サービスで使えるため、機器を替えずに用途を変更できます。

詳しくは Google MeetのSIP経由参加とPexip連携 をご覧ください。


3. Google Picsが一般提供

プロンプトからの画像生成、要素を選んだ局所編集、テキスト要素の編集・整形・翻訳、用途別のクロップ、2Kまたは4Kへのアップスケール、バージョン履歴を備えたGoogle Picsが一般提供になりました。

Google DocsとGoogle Slidesに挿入した画像を、Google Picsで直接編集できます。共同編集やリンク共有にも対応し、Google Driveでの作成・共有も可能です。数週間以内に、Drive内のほぼすべての画像をGoogle Picsで開けるようになる予定です。

対象はBusiness StandardとPlus、Enterprise StandardとPlusです。個人向けのGoogle AI ProとUltra、Google AI Pro for Education、AI Expanded Accessも含まれます。

提供状況はRapid Releaseが2026年9月1日開始の段階展開で最大15日、Scheduled Releaseが2026年9月15日開始の段階展開で最大15日です。

注意点は、既定でオンになっており、ドメイン・組織部門・グループの単位で無効化できることです。生成AI機能には利用上限があり、少なくとも2027年2月28日までは上限が引き上げられています。Google Slidesなど他のアプリからGoogle Picsの生成機能を使う場合は、そのアプリの既存の画像生成上限が適用されます。


4. Workspace StudioにDrive・Gmail・Chatの新ステップ

Workspace Studioに、Google Drive、Gmail、Google Chatを操作する新しいステップが加わりました。Driveファイルやフォルダのコピー・移動、Gmailの既存スレッドへの返信、Chatのスペースやスレッドへの返信(Markdown対応)ができます。

管理者はステップ単位で無効化でき、組織外へデータが出る操作には利用者の承認を必須にする設定もできます。Gemini for Google Workspaceのステップをすでに許可している組織では、既定でこれらのステップも使えます。

対象はBusiness Starter・Standard・Plus、Enterprise StandardとPlus、Education Fundamentals・Standard・Plusです。Google AI Pro for Education、Teaching and Learning、AI Expanded Accessも対象で、Enterprise Starterは含まれません。

提供状況は2系統に分かれます。DriveとChatのステップは、管理設定が2026年9月1日開始(1〜4日)、機能本体が2026年9月8日開始(1〜3日)の完全展開です。Gmailのステップは、管理設定が2026年9月8日開始(1〜4日)、機能本体が2026年9月14日開始(1〜3日)の完全展開です。

注意点は、この2系統の日付を混同しないことです。Drive/Chatとメールでは、管理設定と機能本体のどちらも開始日が異なります。

詳しくは Workspace StudioにGemini Notebookをソースとして追加 をご覧ください。


5. Geminiのカスタム指示が他アプリへ拡大

Google Docsで先行提供されていた、Geminiへの永続的なカスタム指示がほかのアプリへ広がりました。Ask Gemini in Drive、Ask Gemini in Chat、Slides・Sheets・GmailのGeminiサイドパネルでも使えます。

保存した指示は、どのGemini画面からでも登録でき、ハンバーガーメニューのSettingsにあるPersonalizationで一覧・管理できます。

対象は、これらのGemini機能を使えるすべてのGoogle Workspaceのお客様です。エディション名では区切られていません。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年9月2日開始の段階展開です。表示まで最大15日かかります。

注意点は、管理者向けの制御がないことです。利用者はどのGemini画面からでも指示を登録・変更できます。


6. Google VidsでDocs・PDF・Wordファイルを動画要約に

Google Vidsに、Google Docs、PDF、Wordファイルを動画の要約に変換する機能が加わりました。AIがスクリプトとナレーションを生成し、ビジュアルを添えて要約動画にします。

対象はBusiness Starter・Standard・PlusとEnterprise Starter・Standard・Plus、Education Plusです。個人向けのGoogle AI Plus・Pro・UltraとNonprofits、Google AI Pro for Education、Teaching and Learningも含まれます。Education FundamentalsとStandardは含まれません。

提供状況はRapid Releaseが提供済み、Scheduled Releaseが2026年9月5日開始の段階展開で最大15日です。

注意点は、管理者向けの制御と利用者向けの設定がないことです。vids.new からすぐに試せます。


7. Google MeetとMicrosoft TeamsのAndroid(AOSP)デバイス相互接続がEarly Preview

Android(AOSP)ベースのGoogle Meetハードウェアから、直接Microsoft Teamsの会議に参加できる相互接続がEarly Previewで始まりました。逆に、Android(AOSP)ベースのMicrosoft Teams RoomsデバイスからGoogle Meetの会議にも参加できます。

ChromeOSベースのGoogle Meet RoomsとWindowsベースのMicrosoft Teams Roomsでは、この相互接続はすでに提供済みです。

対象は、Android(AOSP)で動くGoogle Meetハードウェアを持つすべてのGoogle Workspaceのお客様です。

提供状況は、管理コンソールの設定がRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で2026年8月31日開始の完全展開(1〜3日)です。デバイス側は、Rapid ReleaseのEarly Preview Programに登録したデバイスへ展開中で、2026年9月7日に完了する予定です。

注意点は、既定でオンになっており組織部門単位で無効化できることです。既存のPexip経由の設定がある組織部門では、この設定に置き換わりません。Microsoft Teams Rooms側の設定については、Microsoftの管理者向けドキュメントを参照してください。

詳しくは Google MeetのSIP経由参加とPexip連携 をご覧ください。


8. Gemini Notebookの監査ログが管理コンソールに追加

管理コンソールのセキュリティ調査ツールと監査と調査ツールで、Gemini Notebookの操作を確認できるようになりました。ノートブックの公開範囲、利用者、IPアドレス、リソースの文脈など幅広い操作が対象で、BigQueryへのエクスポートにも対応します。

対象は、セキュリティ調査ツールと監査と調査ツールを使えるすべてのGoogle Workspaceのお客様です。

提供状況はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両方で、2026年9月3日に開始済みの段階展開です。表示まで最大15日かかります。

注意点は、監査ログ自体は既定で利用できる一方、BigQueryへのエクスポートは別途有効化が必要なことです。Gemini Notebookのノートブック、ソース、チャット履歴といったユーザーデータはグローバルに保存され、データリージョンの設定には対応しません。利用者向けの設定はありません。


今週のポイント

まず確認したいのは、まだ始まっていない展開が3件あることです。項目3のScheduled Releaseは2026年9月15日から、項目4のDrive/Chatステップ本体は2026年9月8日から、Gmailステップ本体は2026年9月14日から始まります。すでに提供済みという前提で社内へ案内すると、実際に使える日とずれてしまいます。

次に、Google Meetハードウェアの方針転換(項目2)は、機能追加ではなく開発の重点の移行です。ChromeOS機を使い続けることはできますが、Logitech / CTLは2027年2月、ASUSは2027年4月で製造・販売が終わります。追加購入を考えている組織は、この時期を踏まえて手配の計画を立てるとよいでしょう。

エディションの対象範囲にも注意が必要です。項目1はStarterを含まず、項目3は個人向けのGoogle AI Pro・Ultraを含み、項目4はEnterprise Starterを除外し、項目6はEducation Fundamentals・Standardを除外しています。似た製品でも対象範囲が異なるため、横並びで覚えると取り違えやすい週です。

項目7のEarly Previewは、Android(AOSP)ハードウェアとMicrosoft Teamsの相互接続に限られたプレビュー段階の提供です。ChromeOSベースのMeet RoomsとWindowsベースのTeams Roomsでは以前から使えていた機能なので、「新しく使えるようになった」わけではない点に注意してください。


まとめ

2026年9月4日週は、Google Meet関連の発表が3件、Gemini関連が3件という構成でした。Google Picsの一般提供とWorkspace Studioの新ステップは、日々の作業を効率化する変更です。Google MeetハードウェアのAndroid(AOSP)移行は、機器選定に関わる方針転換として押さえておく必要があります。

展開のタイミングが1件の中で複数に分かれる項目(項目4)や、公式発表に展開ペースの記載がない項目(項目2)もあり、単純な「対応表」としてまとめるのが難しい週でした。社内へ共有する際は、まだ始まっていない展開と、すでに提供済みの機能を分けて伝えることをおすすめします。


参考リンク

出典: Google Workspace Updates 公式発表


本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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