Workspace StudioでGemini Notebookにソースを自動追加できるようになった
Workspace Studioに「Add a source to Gemini Notebook」ステップが追加されました。テキストやDriveファイル、YouTubeやウェブのURLを定期実行のフローからノートブックへ自動で足せます。対象プランと2026年8月6日開始のロールアウト情報をまとめます。
毎週おなじ資料を手でノートブックに足していませんか
社内の情報をGemini Notebookにまとめて使う会社が増えました。議事録や週報を読み込ませておけば、必要なときに聞くだけで答えが返ってきます。
ただ、その資料は毎週増えます。新しい議事録ができるたびにノートブックを開き、ソースを1件ずつ足す。この作業は誰かが忘れた時点で止まります。気づいたらノートブックの中身が1か月前のままだった、ということも起こります。
2026年8月7日、Googleはこの手作業をなくす機能をWorkspace Studioに追加したと発表しました。
何が変わったのか
ソースの追加をフローに任せられる
Workspace Studioのフローに Add a source to Gemini Notebook という新しいステップが追加されました。
公式発表は次のように書いています。
Historically, keeping Gemini Notebooks up to date would require you to manually add sources one by one. Now, this new integration lets you automate adding sources to your Gemini Notebooks as part of a recurring workflow.
これまではソースを1件ずつ手で追加する必要がありました。今後は定期実行のフローの中に、ソース追加のステップを置けます。
追加できるのは4種類
ソースにできるものについて、公式発表はこう説明しています。
You can use the new Add a source to Gemini Notebook step to add text, links to Drive files, or generic Youtube or web URLs as sources to your notebooks to ensure your notebooks are always up to date on the latest content.
足せるのはテキスト、Driveファイルへのリンク、YouTubeのURL、一般のウェブページのURLです。フローの前段でGeminiに書かせた文章を、そのままテキストとして渡すこともできます。
Gemini Notebookは旧NotebookLM
「Gemini Notebook」はNotebookLMの新しい名前です。2026年7月16日から名称とロゴの変更が段階的に進んでいます。機能そのものは変わっていません。名称変更の詳細は Google Workspace週次アップデートまとめ(2026年7月17日) の項目5にまとめています。
Workspace Studio自体をまだ触っていない場合は Google Workspace Studioが正式リリース:AIエージェントでWorkspaceの自動化が変わる を先に読むと、フローの組み方から把握できます。
中小企業で効いてくる場面
毎週の議事録をGoogleドライブに貯めている会社なら、フローの形がそのまま思い浮かぶはずです。月曜の朝に動くフローを用意し、先週分の議事録へのリンクをノートブックへ足す。あとは放っておけます。
業界ニュースを追いかけている場合も同じです。目に留まった記事のURLをフローに流せば、ソースが自動でたまります。四半期ごとに「この3か月で何が変わったか」と聞けば、たまった記事から答えが返ってきます。
問い合わせ対応のマニュアルを育てる使い方もあります。よくある質問への回答をテキストで積んでおけば、新人が同じ質問をしたときにノートブックが答えてくれます。
社外の資料を扱うときは、共有のルールを先に決めておくほうが安全です。ノートブックは人に共有できるため、入れた資料は共有相手にも見えます。
対象プランと提供状況
対象プランはBusiness Starter、Standard、Plusです。EnterpriseはStandardとPlusが対象です。EducationはFundamentals、Standard、Plusが対象です。
アドオンでは、Google AI Pro for EducationとTeaching and Learning、そしてAI Expanded Accessが対象です。
Enterprise Starterは対象に含まれていません。
提供状況は、Rapid ReleaseドメインとScheduled Releaseドメインのどちらも2026年8月6日開始の段階的な展開です。機能が画面に出るまで最大15営業日かかると公式発表は書いています。営業日での計算なので、暦のうえでは3週間ほど見ておくとよさそうです。公式発表そのものが出たのは2026年8月7日で、展開開始の翌日にあたります。
このステップは、組織で「Gemini for Google Workspace」のステップが許可されていれば既定で使えます。
Workspace Studioは、管理者がステップ単位で許可とブロックを切り替えられます。「Gemini for Google Workspace」のステップを止めている組織では、このステップも出てきません。切り替えの場所は Workspace Studioのステップとスターターを管理者が細かく制御可能に:ガバナンスと段階導入を両立 で解説しています。
使う側はWorkspace Studioを開き、フローにステップを足すだけです。
注意点
追加であって更新ではない
このステップが行うのはソースの追加であり、追加済みソースの更新ではありません。
一度入れた資料の中身が後から書き換わったときの扱いに、公式発表は触れていません。Driveのファイルをソースにしている場合の自動反映は、2026年5月の別のアップデートで入っています。詳しくは NotebookLMがGoogle Driveと自動同期に対応。ソースの更新がノートに即反映 をご覧ください。
ソース数の上限や重複の扱いは書かれていない
ノートブック1件あたり何件まで積めるのか、同じURLを2回足したらどうなるのかは、公式発表に記載がありません。定期実行のフローに載せる以上、ソースは自動で増え続けます。数週間ためしに動かし、中身を見てから本番の運用へ移すほうが安全です。
画面の文言は実物で確認する
ステップ名が日本語の画面でどう表示されるかは、公式発表からは分かりません。社内マニュアルに手順を書く場合は、手元のWorkspace Studioで実物を見てからにしてください。
まとめ
- Workspace Studioに
Add a source to Gemini Notebookステップが追加された - テキスト、Driveファイルへのリンク、YouTubeのURL、ウェブページのURLをソースにできる
- 定期実行のフローに組み込めば、ソースを1件ずつ足す作業から離れられる
- このステップが担うのはソースの追加までで、入れたあとの更新は公式発表に記載がない
- 対象はBusiness Starter以上、Enterprise Standard以上、Education Fundamentals以上で、Enterprise Starterは入っていない
- Rapid ReleaseとScheduled Releaseのどちらも2026年8月6日開始で、画面に出るまで最大15営業日かかる
まずはノートブックを1件だけ用意し、週に1回だけ動くフローをつないでみてください。手で足していたぶんが浮くかどうかは、数週間で見えてきます。
参考リンク:
- 公式発表: Automatically add sources to your Gemini Notebooks in Workspace Studio
- Workspace Studioヘルプ: Add Source to Gemini Notebooks step
- Google Workspace管理者ヘルプ: Workspace Studio
関連記事:
- Workspace StudioのフローでNotebookLMが使えるようになった
- NotebookLMがGoogle Driveと自動同期に対応。ソースの更新がノートに即反映
- Google Workspaceの最新アップデート一覧
本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。