Google Chat: 外部ユーザーとのグループ会話に対応
Google Chatで、複数の外部ユーザーを含むグループダイレクトメッセージの作成に対応しました。従来は外部ユーザーとの会話が1対1のダイレクトメッセージかスペースに限られていましたが、取引先・顧客との複数人でのやり取りがしやすくなります。管理者が有効化する設定と、対象ユーザー・提供スケジュールをまとめます。
要約
Google Chatでは、これまで外部ユーザーとは1対1のダイレクトメッセージ、またはスペースでしかやり取りできませんでした。今回のアップデートで、複数の外部ユーザーを含むグループダイレクトメッセージの作成に対応します。取引先と複数人でChatを使いたい場面が、メールを経由せずにその場で成立するようになります。
何が変わったか
これまでGoogle Chatで外部ユーザーと会話する方法は、1対1のダイレクトメッセージか、スペースを作成して招待するかの二択でした。ちょっとした複数人でのやり取りのために毎回スペースを作るのは、少し大げさに感じることもあったはずです。
今回のアップデートで、外部ユーザーを複数人含めたグループダイレクトメッセージが作成できるようになります。1対1の延長のような感覚で、取引先の担当者2〜3名を含めたグループダイレクトメッセージをすぐに始められます。
管理者が有効化する設定
この機能を使うには、管理者が「外部スペースとグループダイレクトメッセージ」の設定を有効にしている必要があります。すでに外部連携(external collaboration)を有効にしている組織であれば、追加の構成は不要です。
外部連携自体をまだ有効にしていない組織では、この設定を先に確認します。組織として「誰が」「どこまで」外部とやり取りできるかは、この設定範囲でコントロールされます。
この設定は自組織側だけの話ではありません。招待する相手がGoogle Workspaceの組織アカウントを使っている場合、相手先の組織でも同じ設定が有効になっている必要があります。自組織の設定を有効にしても、取引先側でこの設定がオフになっていれば、その組織のメンバーはグループダイレクトメッセージに参加できません。相手が個人のGoogleアカウントを使っている場合は、この管理者設定の対象外です。
外部ユーザーの参加方法と可視バッジ
外部ユーザーは、グループダイレクトメッセージへの招待をメールで受け取り、それを承諾することで参加できます。個人のGoogleアカウントであれば、招待の承諾以外に特別な設定は必要ありません。
また、外部ユーザーが含まれる会話には目に見えるバッジが表示されます。会話に外部ユーザーが参加していることが一目でわかるため、社内限定のつもりで話していた内容を誤って外部に見せてしまう、といった事故を防ぎやすくなっています。
対象ユーザーとロールアウトスケジュール
対象は、すべてのGoogle WorkspaceカスタマーおよびWorkspace Individualサブスクライバーです。
提供スケジュールは次のとおりです。
- Rapid Releaseドメイン: 展開中、2026年7月17日までに完了予定
- Scheduled Releaseドメイン: 2026年7月24日開始、最大15日間の段階展開
中小企業にとっての位置づけ
取引先や顧客とのやり取りをメールからChatに移行している中小企業は増えています。ただ、複数人が関わる案件では「スペースを作るほどでもないが、1対1では収まらない」というケースがよくあります。
今回のグループダイレクトメッセージ対応により、案件担当者数名を含めた気軽な会話を、外部ユーザーともすぐに始められるようになります。外部連携の設定さえ済んでいれば、追加の準備なしに使える点も、リソースの限られる中小企業には扱いやすいポイントです。
参考リンク
本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。