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セカンダリカレンダーがオーナーの削除・停止に連動開始

Google Workspaceアップデート7分で読めます

Workspaceアカウントで、オーナーの削除・一時停止に合わせてセカンダリカレンダーも削除・停止されるようになりました。残すには事前のオーナーシップ移行が必要です。

退職者のアカウントを消したら、部署の共有カレンダーも消える

退職者のアカウントを削除したら、その人が作った部署の共有カレンダーまで見えなくなった。今後はこうしたことが、Google Workspaceの標準の動きになります。

2026年10月5日、セカンダリカレンダーがオーナーのライフサイクルに連動する仕組みが、Workspaceアカウントで展開され始めました。2026年3月に予告されていた変更の、実際の開始です。

今回の変更

オーナーのアカウントに起きたことが、そのオーナーが持つセカンダリカレンダーにも及ぶようになります。

  • ユーザーのアカウントを削除すると、そのユーザーが所有するセカンダリカレンダーも削除される
  • ユーザーを一時停止すると、そのユーザーが所有するセカンダリカレンダーも停止される

どちらも、メインカレンダー(プライマリカレンダー)と同じ動作です。公式発表では、すべてのセカンダリカレンダーを有効なオーナーに結びつけ、組織の設定やポリシーを適用する先をはっきりさせる狙いだと説明されています。

予告からの経緯

この変更は、次の流れの最終段階です。

  • 2025年11月: セカンダリカレンダーに専用オーナーを置くモデルが導入された
  • 2026年3月: ライフサイクル変更のスケジュール更新と、オーナーシップ移行APIが予告された
  • 2026年6月: 移行APIが正式リリースされた
  • 2026年10月5日: Workspaceアカウントでライフサイクル連動の展開が始まった

予告の詳細はセカンダリカレンダーのライフサイクル変更とオーナーシップ移行API、APIの使い方はセカンダリカレンダー管理のCalendar APIが正式リリースで紹介しています。

削除と停止で起きること

オーナーの状態 セカンダリカレンダーの扱い
アカウントを削除 所有するセカンダリカレンダーも削除される
アカウントを一時停止 所有するセカンダリカレンダーも停止される

一時停止も対象になった

注目したいのは、一時停止も対象に含まれる点です。3月の予告では、触れられていたのはアカウントの削除でした。今回の発表で、一時停止でもセカンダリカレンダーが停止されると明示されました。

休職や調査のために、アカウントを一時的に停止する場面があります。その場合も、停止の前にカレンダーを移行しておく必要があります。

なお、一時停止したユーザーを再開したときにセカンダリカレンダーがどうなるか、削除されたカレンダーを後から戻せるかは、公式発表に記載がありません。ここでは断定せず、確認が必要な点として残しておきます。

カレンダーを残すには

セカンダリカレンダーを残したい場合は、元のオーナーのアカウントを削除・停止する前に、別のユーザーへオーナーシップを移行します。

操作する人 移行の方法
管理者 管理コンソール、またはCalendar APIの transferOwnership
エンドユーザー Googleカレンダーの設定から、自分のセカンダリカレンダーを移行

具体的な画面操作は、公式の管理者ヘルプとCalendarヘルプで確認してください。APIで個別のカレンダーを指定して移すなら、transferOwnershipのAPIリファレンスが手がかりになります。

移行の注意点

移行先は同一組織内のユーザーです。組織外のユーザーへは移行できません。

移行の申請や操作を終えただけでは、移行が済んだとは限りません。利用者が設定画面から移すときは受け取る側の承認が必要で、承認されるまで元のユーザーがオーナーのままです。管理コンソールでまとめて移すときも、カレンダー単位で順番に処理されます。元のアカウントの削除・停止は、対象のカレンダーすべてでオーナーが変わったことを確認してからにしてください。詳しい条件は公式のヘルプで確認できます。

対象と提供状況

項目 内容
対象 すべてのGoogle Workspace顧客とWorkspace Individualサブスクライバー
対象アカウント 今回展開されるのは非個人のWorkspaceアカウント
Rapid Release 2026年10月5日から延長ロールアウト
Scheduled Release 2026年10月5日から延長ロールアウト

延長ロールアウトなので、機能が表示されるまで15日を超える場合があります。全ドメインが同時に有効化されたわけではありません。反映の時期は読めません。表示されていなくても、動き始めている前提で準備を進めるのが安全です。

管理者のチェックリスト

退職・休職の手続きに、次の確認を加えておきましょう。

  1. 対象ユーザーが所有するセカンダリカレンダーを洗い出す
  2. 残すカレンダーは、削除・一時停止の前に別ユーザーへオーナーシップを移行する
  3. 部署の共有カレンダーや会議室カレンダーは、移行先のオーナーを決めてから作業する
  4. 受け取る側の承認や一括処理の終了を確認し、対象カレンダーすべてのオーナーが変わった後で、アカウントを削除・一時停止する
  5. アカウントを削除・一時停止する手順に、カレンダー移行の確認を組み込む
  6. 利用者向けには、自分のセカンダリカレンダーを手放す前に移行できることを案内する

特に、部署共有やプロジェクト用のカレンダーは、作成者がオーナーのまま残っていることが多い分野です。次の退職・休職の前に、棚卸しをしておくと慌てずに済みます。

まとめ

押さえておくポイントは3つです。

  1. 削除と一時停止の両方が対象: アカウント削除でカレンダーは削除され、一時停止で停止される
  2. 残すなら事前にオーナーシップを移行: 管理者は管理コンソールかAPI、利用者はCalendarの設定から移行できる
  3. ロールアウトは延長中: 機能が表示されるまで15日を超える場合がある

2025年11月から続いてきたセカンダリカレンダーの管理改善は、今回の展開でひと区切りです。アカウントの停止・削除に関わる手順は、早めに見直しておきましょう。


参考リンク:

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本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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