Google Workspace Updates 週次まとめ - 2025年10月31日
今週のGoogle Workspace Updatesまとめ。Geminiの機能強化、セキュリティ向上、Classroom改善など13件の最新アップデート情報をお届けします。
Google Workspace Updates 週次まとめ - 2025年10月31日
要約
今週(2025年10月31日)のGoogle Workspace Updatesをまとめました。
主なアップデートは13件で、Geminiの機能強化がすごく目立ちます。Sheets、Meet、Docs、Geminiアプリと、色々なサービスでAI機能が追加されてます。他にも、セキュリティ強化やClassroom機能の改善など、便利なアップデートが盛りだくさんです。
今週のハイライト(2025年10月31日)
1. Gemini in Sheetsでマルチテーブル分析が可能に
Gemini in Sheetsがパワーアップしました。1つのタブに複数のテーブルがある時、それらを横断して分析できるようになります。
例えば、売上データと在庫データが同じタブにある場合、「在庫が少ない商品の売上を教えて」みたいな質問ができます。すごく便利です。
主な機能:
- 1つのタブ内の複数テーブルをまとめて分析
- 複雑なデータ分析にも対応
- 分析の精度もアップ
詳細: Gemini in Sheetsのアップグレードについて
2. GmailでCOOP(Cross-Origin Opener Policy)によるXS-Search保護を強化
Gmailのセキュリティが強化されます。COOP(Cross-Origin Opener Policy)という技術を使って、悪意のあるサイトからの攻撃を防ぐようになります。
ただし、これはWeb開発者やブラウザ拡張機能を作ってる人向けの話です。普通に使ってる分には特に何もする必要ありません。開発者の方は2026年1月20日までにコードの更新が必要かもしれません。
対象: Web開発者、ブラウザ拡張機能開発者
詳細: GmailのCOOPについて
3. Google AI Ultra for Business のAIクレジット超過に関する管理者制御を追加
Google AI Ultra for Businessの管理者向け機能が追加されました。
月間25,000クレジットの制限があるんですが、それを超えて使えるかどうかを管理者が設定できるようになります。会社によっては「超過分も使ってOK」にするか、「制限で止める」かを選べるので、コスト管理がしやすくなります。
対象: Google AI Ultra for Business管理者
4. Google ClassroomでGeminiを使って評価基準を変換
教育者の方に便利な機能です。
既存の評価基準(ルーブリック)をGeminiが自動でClassroom用に変換してくれます。DriveやPCに保存してあるファイルをアップロードするだけで、手動で打ち直す必要がありません。すごく楽になります。
対象: 教育者
使い方:
- 課題作成画面でルーブリックメニューを開く
- 「ファイルから変換」を選択
- 既存のファイルをアップロード
- Geminiが自動で変換してくれます
詳細: Google Classroomでの評価基準変換について
5. クライアントサイド暗号化(CSE)ドキュメントで絵文字リアクションが利用可能に
CSE(クライアントサイド暗号化)を使ってるファイルでも、絵文字リアクションが使えるようになりました。
Docs、Sheets、Slidesのコメントに対して、👍や😊みたいな絵文字で反応できます。暗号化してても普通のドキュメントと同じように使えるので、セキュリティを保ちながらコラボレーションしやすくなります。
対象プラン: CSE対応プラン
6. Ask Gemini in MeetがWorkspace Enterpriseユーザーに拡大
Ask Gemini in Meetが使える人が増えます。
先月から一部のユーザーで使えるようになってましたが、今回Enterprise StandardとEnterprise Plusドメインにも展開されます。会議中にGeminiに質問したり、議事録を作ってもらったりできるので、会議がもっと効率的になります。
対象プラン: Enterprise Standard、Enterprise Plus
7. Google Meetに新しい待機室機能を導入
Google Meetに待機室機能が追加されました。
Zoomみたいに、参加者をいったん待機室で待たせてから会議に入れることができます。ホストや共同ホストが承認してから入室させるので、セキュリティ面でも安心です。
対象プラン: Business Standard/Plus、Enterprise Standard/Plus、Education Plus、Workspace Individual
詳細記事: Google Meetの待機室機能で会議をもっとスムーズに
公式情報: Google Meetの待機室について
8. GeminiアプリにLaTeX機能を追加
Geminiアプリで、LaTeXレンダリングとPDFエクスポートができるようになりました。
LaTeXは数式や表を使った論文を書くときに便利なシステムです。研究者や技術文書を書く人には嬉しいアップデートですね。Geminiで作った文書をそのままPDF化できるので、論文作成がもっと楽になります。
対象: 学術研究者、科学者、技術文書作成者
9. Geminiアプリでプレゼンテーションを生成
Geminiアプリでスライドが作れるようになりました。
「〜についてのプレゼンを作って」みたいなプロンプトを入力するだけで、テーマや画像も含めたスライドセットを自動で作ってくれます。出来上がったスライドはGoogle Slidesにエクスポートできるので、そこからさらに編集もできます。すごく便利です。
対象プラン: Business Starter/Standard/Plus、Enterprise、Education、Nonprofits、個人向けGoogle AI Pro/Ultra
詳細記事: Geminiアプリでプレゼンテーションを簡単作成
公式情報: Geminiでのプレゼンテーション生成について
10. 管理者監査ログイベントを強化
管理者監査ログが使いやすくなりました。
アカウントセキュリティ、Gmail、Driveの設定など、色々な監査ログの形式が改善されて、ログが読みやすく、詳しく、正確になります。Workspace管理者の方には地味だけど嬉しいアップデートです。
対象: Workspace管理者
詳細: 強化された監査ログについて
11. Connected Sheetsのピボットテーブルがより強力に
Connected Sheetsのピボットテーブルがパワーアップしました。
まず、扱える行数が10万行から20万行に倍増。さらに、「ドリルダウン」機能が追加されて、集計値をクリックすると詳細データがすぐ見れるようになります。BigQueryのデータ分析がもっと便利になりますね。
主な機能:
- ピボットテーブルの行容量が2倍(20万行)
- ドリルダウンで詳細データに即アクセス
- 大量データの分析が楽に
詳細: Connected Sheetsのピボットテーブル改善について
12. Google Docsで情報源に基づいたGeminiの文章作成支援を改善
Google DocsのGeminiが、文書内の情報源を使って文章を作れるようになりました。
文書内にリンクされてる資料があると、Geminiがそれを自動で認識して、その情報源だけを使って文章を作ってくれます。適当な情報じゃなくて、ちゃんと根拠のある文章になるので、レポートや提案書を書くときにすごく便利です。
対象プラン: Business Standard/Plus、Enterprise Standard/Plus、Gemini Business/Enterprise、Education、Google One AI Premium
詳細記事: Google DocsでGeminiを情報源に基づいて活用する
公式情報: Docsでの情報源に基づいた文章作成について
13. Workday Google Chatアプリの改善
Workday Google Chatアプリで、休暇管理が楽になりました。
休暇の申請、確認、キャンセルが1つの画面でできるようになって、休暇残高や会社の休日をサッと確認できるコマンドも追加されてます。Workday使ってる人には便利なアップデートです。
対象: Workdayユーザー
まとめ
今週のアップデートは、Geminiの機能強化がすごく多かったです。
Sheets、Meet、Docs、Geminiアプリと、色々なところでAI機能が追加されてます。セキュリティ面でも、Gmail COOPやCSEファイルの絵文字リアクション対応など、色々改善されてますね。
教育機関向けには、Classroom評価基準変換機能が追加されて、先生の作業が楽になります。他にも、Connected SheetsやWorkday Chatアプリの改善で、データ分析や業務効率化のツールも強化されてます。
気になる機能があったら、上のリンクから詳細を確認してみてください。
参考リンク: